遠隔操作による掘削

コンセプトの証明

ミンタック鉱山でPit Viperの遠隔操作のテストドライブを実施

2016/07/26

United States Steel社は2013年以降、厳しい市場環境の中で「The Carnegie Way」と呼ばれる一連のプログラム戦略により中核事業プロセスの変革を進めています。ミネソタ州北部のタコナイト鉱床であるアイアンレンジに拠点を置くU.S. Steelのミンタック鉱山では技術を求めています。遠隔操作による掘削事業は、同社に多くの価値をもたらし、優れた効率を通じて次世代に向けて絶え間ない持続可能性をサポートします。
既存の操業にどのように統合できるかを確認するため、アトラスコプコPit Viper 351ロータリブラストホールドリルリグの遠隔操作機能をミンタックに導入しました。ドリルリグの遠隔操作により、通常では掘削や泥の除去が困難な区域に安全にアクセスできるようになります。また、1人のオペレータが1つの操作プラットフォームから複数のリグを同時に操作できるようになります。この優れた性能と高い生産性および安全性は、The Carnegie Wayイニシアチブの大原則となっています。

"当社の鉱山には十分な岩石があり、掘削条件も良好です。効率を向上できることを証明すべく、遠隔操作のPit Viperを確認することを望んでいました。これは生産性向上に役立つでしょうか。"

Matt Luoma, Area Manager of Mine Engineering and Development at Minntac
Pit VIper operated remotely

遠隔操作は、走行前にリグの周囲を調べたり、切削坑のレーキング、孔の封鎖など、作業者の掘削以外の業務を排除できます。遠方から掘削を制御できるため、より速くパターンを完了できます。作業が軽減され、リグが同じパターン上にあるか個別のピットにあるかにかかわらずオペレータは複数のリグを一度に操作できるようになります。これはすでにカナダの鉱山に導入されていて、オペレータは1つの遠隔操作ステーションから2台のリグを操作しています。また、オーストラリアの鉱山では、オペレータはリグから1,347キロメートル(837マイル)離れた遠隔操作ステーションからアトラスコプコのPit Viperドリルリグを操作していました。理論的には、世界中の任意の場所にある制御ステーションからリグを遠隔操作することができます。ミンタック鉱山はまず、経験豊富なオペレータが実際に乗車することなくリグを操作することをどの程度受け入れてくれるかを確認したいと思っていました。
「私たちは多少の抵抗を予想していましたが、実際にはオペレータは大賛成でした」とLuoma氏は語っています。

Operator in BenchRemote

ミンタック鉱山のオペレータであるCasey Sunsdahl氏は問題なく操作することができましたが、当初は心配していたことを認めました。「オペレータは、『座席から伝わる感触』を通じて掘削操作に慣れていきます」と彼は語っています。「その後、オペレータは感覚や音に頼るようになるため、その感覚なしではどのようになるのかわからなくなります。私も最初はそのことを心配していました。ビットがバインドを開始するとストリングは跳ね回ります。これはリグの運転席で感じることができます。しかし、カメラとゲージがこれらの感覚を補うだけではなく、それ以上のメリットをもたらすことをすぐに学びました」
2週間にわたって鉱山でデモンストレーションが行われ、各オペレータは3日間、遠隔操作ステーションからディーゼルモデルのPit Viper 351ドリルリグを運転する機会が与えられました。遠隔操作ユニットは別の鉱山から借りてきたものであり、その仕様に合わせてカスタマイズされていましたが、システムは他のリグモデルと互換性があり、ミンタック鉱山のPV-351で問題なく使用できるように調整されました。Sunsdahl氏は、遠隔操作による掘削は、自身の掘削スキルを改めて見つめ直すものであったと語っています。「遠隔操作では、これまで以上ゲージに依存する必要があります。しかし、それは新しいことではありません。ゲージは常に確認することになっています。これらの違いとしては、以前は、動作状態を確認するための二次的な情報を得るためにゲージを見ていたのに対して、遠隔監視ではゲージは補助的な機能ではなく、一次的な機能であることです」
「これらのカメラの映像を見てください。」Sunsdahl氏は、回転するパイプが画面いっぱいになるまでドリルストリングをズームインしました。「リグの運転室からはこのようにはっきりと見ることはできません。」その後、ロータリヘッドが映し出されるまでドリルストリングを上に向かってパンし、「タワー上部も運転席の座席からは見ることができません」と言いました。その後、リグの周囲をパンし、ズームアウトしてベンチ全体を調べました。「あらゆる方向から見ることができるので、ベンチに誰もいないことを確認できます。リグを走行させる前に、障害物となるあらゆるものを確認できます」

エピロックは、2018年1月1日まで「アトラスコプコ」の商標で操業していました。

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