SmartROC C50明かり用ドリルリグは、条件の悪さで知られるフランスの石灰岩採石場において最高のパワー、スピード、燃料効率を実証しました。
フランス北西部ブルターニュの石灰岩採石場は、火成岩質で亀裂の多い地形が特徴ですが、さく孔業者にとっては手強い相手といえます。しかし最近のテストで実証されたように、このような過酷な条件でも生産性を高めること、そしてランニングコストを大幅に削減することは可能です。 その秘密は、アトラスコプコの新製品SmartROC C50ドリルリグに採用された技術にあります。最近、2か月にわたってこのリグのテストがこの地域の6か所もの現場で実施されましたが、その結果は大勝利といえるものでした。
SmartROC C50のテストを実施したのは、Gagneraud Groupの子会社である請負業者Carriéres de Brandefert社です。 同社は通常、ドリルリグ2台を使って年間掘削距離約50,000 mを達成しています。これらのリグと並行して、COP 2550CR(COPROD)ロックドリルを装備したSmartROC C50が1日8時間稼働し、孔径115 mm、ベンチ高さ15 mでさく孔しました。 このリグは平均150 m/日を達成し、正味せん孔速度は26 m/h、1個当たりの平均さく孔時間は20分です。セコロックボタンビットの平均寿命は1,000 mで、リグラインド間隔は約300 m(セコロックHGハンドヘルド研磨機を使用)です。さらに特筆すべきは、このリグの燃料消費量の低さで、平均で1時間当たり24リットル、つまり他のリグのほぼ半分です。
Carriéres de Brandefert社の購買担当ディレクター、フランク・ルグー氏によれば、同社がSmartROC C50のテストに同意したのは、アトラスコプコ製の機械を使用したときの印象が良く、アフターマーケットサービスも良好であったからです。「SmartROC C50は素晴らしいソリッドドリルリグで、燃料消費の点でも優れています」とルグー氏は述べています。「その性能の高さは、高速ロッドハンドリングシステムとさく岩機の向上に負うところが大きいのですが、今まで採石場で2台使っていたのが1台でよいことになります。このリグのキャビンも素晴らしく、視界と遮音が優れています」。オペレータのイブ・グウィフェ氏がこの新機種のテスト担当として選ばれましたが、2~3週間ほどでこの技術に慣れ、リグの能力を最大限に発揮できるようになったと述べています。テストが終わると、ギフェ氏は冗談混じりに言いました。「持っていかれたら泣いてしまうよ。前のリグに戻りたくないね」。さらに良い成果を期待できる新しいさく岩機COP 3060CRが、間もなくリリースされます。
エピロックは、2018年1月1日まで「アトラスコプコ」の商標で操業していました。
Drill deeper, drill safer
2020年12月14日
2020
SmartROC C50
露天採鉱および砕石
カナダ
海外
サーフェスアンドエクスプロレーションドリリング部門
顧客事例
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SmartROC C50導入による工程の最適化
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鉱業
SmartROC C50
海外
砕石
2017
ファミリー企業のMax Bögl社は、1929年にノイマルクトで設立されたドイツで大手の建設会社です。建築、土木、道路建設、トンネル掘削、土木、インフラ整備プロジェクト、風力発電、原料採取の領域で約6,000名の従業員を擁します。Max Bögl社では、掘削機、ダンプトラック、転圧機など、計約1000機の大型機械を保有しています。同社は、アトラスコプコのCOPRODドリルリグ2機、ROC F7 1機、新型のSmartROC C50 1機も所有しています。
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