油圧アタッチメント用油圧ホース
アタッチメント接続に適したホース
アタッチメント接続に適したホース
ホース付き MB 1650
油圧ホースは、油圧システムの最も重要な部品の 1 つです。最悪の場合、ホースの問題により 1日で作業が中断したり、油圧ショベルの油圧システムに故障を及ぼすことがあります。安易なコスト削減（50 ユーロのコスト削減）が原因で、問題発生時に高額の修理（10 万ユーロ）になる可能性があります。製造元が提供するオリジナルのホースを使用することを常に推奨しています。
油圧ホースおよび接続部の品質は、周囲条件、オイルフローおよび圧力、オイル品質および適合の要求を満たす必要があります。油圧ショベルの安全のため、ホース内部のゴムの品質は、一定の屈曲や作動油の流れや圧力による機械的ストレスに耐えるものである必要があります。ゴムの断片がオイルフィルターを詰まらせ、一部のシステムではバルブブロックを詰まらせて油圧ポンプを損傷させる場合があります。ゴムの材質は、オイルに溶け出すことを防ぐため、幅広い温度範囲で使用できる作動油であり、作動油に含まれる化学物質が適してものである必要があります。オイルの安定性の軽微な変化は、オイルの特性を変え、早期の摩耗やキャリアおよびアタッチメントの損傷の原因となることがあります。特に一部の生分解性オイルには、油圧システムを損傷する可能性のある化学物質が含まれている場合があります。
油圧ホース付き CC 1600
ホースの内側には、通常、内部圧力に耐えられるよう繊維が織り込まれた層、スチール鋼織り層及びラジアル方向にスチールワイヤー補強材があります。この構造は、ある一定の圧力及び使用される圧力範囲でのピーク圧に耐えうるよう設計されています。最大使用圧力はホースに記載されており、決して超えないようにしてください。
ホースの外面は一体構造であり、外部応力および周辺条件から保護します。特殊な用途では、用途や条件に適したものでなければなりません。様々な要求に対して幅広い選択肢を用意しています。スチール製またはプラスチック製のスプリングや外皮に織り込まれた繊維によって、外部からの摩耗や損傷から保護することができます。
ホース外皮
ホースの内径は、要求される作動油の流れに適した十分な内径のものである必要があります。ホース内径が小さすぎると、ホース内の抵抗と圧力が増加し、最終的にはオイルの温度を上昇させます。これらの要因は、アタッチメントの不具合や油圧ラインでの作動油漏れの原因になります。
ホースの長さは、アタッチメントの可動域を考慮して、適切な長さのものを使用して下さい。ホースが短すぎると破損して接続部に損傷を与え、長すぎると損傷しやすく、接続部に余分なストレスがかかります。アタッチメントが油圧ショベルに取り付けられている状態で、長さが適切か確認してください。
基本的には2 種類のカップリング、ねじ込み式とクイックカップリングがあり、それ以外にもバリエーションは数え切れないほどあります。カップリングの選定は、できる限りシンプルなものとすることです。ねじ込み式接続は安価で、作動油の漏れも起きにくく、圧力を維持するよう密封が容易なものです。そして何よりも、オイルの流れを妨げることはありません。
クイックカップリングは接続や取り外しが簡単ですが、短所もあります。それらの大部分の内径はパイプラインよりも小さく、オイルの流れを妨げることがあり、アタッチメントの故障の原因となることがよくあります。高圧ラインでの適切なシーリングは困難で、取外し・取付を繰り返すと、作動油の漏れが起きることがあります。
カップリングタイプを選択する前に、クイックカップリングの必要性について検討しておくとよいでしょう。アタッチメントを特定の油圧ショベルで取り付けて使用するのであれば、クイックカップリングを選ぶ理由はありません。接続タイプに関係なく、接続箇所を清潔に保ち、ホースを外した時にはプラグで塞いで、汚れや湿気が油圧システムに入らないようにすることが常に重要です。
産業用ホース、フィッティングおよびカップリング
