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ポーランドのリーンで環境にやさしい事例 - SmartROC T35で採石作業を最適化

2016年1月28日

ポーランド南部のGZD Siewierz採石場は、さらにリーンな生産を目指してSmartROC T35を導入し、騒音レベルとエネルギー消費を半分に減らしました。
鉱業地域ブルゾビツェのドロマイト(苦灰石)採石場は、ポーランドの産業を動かし続ける車輪の役割を果たしています。建設業には路盤材および骨材として、農業には肥料の原料として、そして鉄鋼業には融剤として供給されています。
鉱物と岩石の両方に分類されるドロマイトは、ポーランド南部で採掘されます。この地域には多数の銅鉱山や炭鉱もあります。ポーランド南部の都市カトヴィツェから約35 kmのところにあるGZD Siewierz採石場では、アトラスコプコのSmartROC T35が稼働しています。その使命は、発破孔ドリル掘削における生産性の向上、採集コストの削減、およびオペレータの労働環境の向上です。
SmartROC T35 in Poland
「SmartROC T35を導入したのは、さく孔事業におけるコスト削減が必要だったからです。以前の機器と比べて、ランニングコストを50%削減できます」と、この採石場を所有し運営するGórnicze Zakłady Dolomitowe S.A.の社長ズビグニェフ・トムシア氏は述べています。「SmartROC T35は当社のニーズに合わせて調整されています。防音キットなどの近代的なソリューションを装備していますが、労働環境の快適さを高めるうえで重要でした」。GZD Siewierz採石場の年間生産量は100万~190万トンです。需要に応じて、生産能力は250万トンまで高めることができます。この採石場の特色は6段階の掘削レベルで、レベルごとにドロマイトのタイプが異なります。

環境に配慮した資金調達

同社が保有機材のアップグレードと「最先端の機器への投資」を決断したときの重要な要因の1つが、エネルギー効率に優れた機器への融資獲得の可能性でした。「当社は銀行に、SmartROC T35を導入すれば最低でも20%のエネルギー節約が可能であることを実証できました。それは環境にとって良いことです」と同氏は述べています。「メートル当たりのオペレーション率は驚くほどです。燃料消費量はさく孔1 m当たり0.38リットルを達成しました。時間当たりに換算すると12.89リットルです」。これは、燃料コストの50%削減に相当します。
「もう1つの利点は、オンラインでの機械モニタリングです」と同氏は付け加えます。「全面的な分析を実行して、1日にさく孔した数、ドリルリグの稼働時間、カバーした距離、およびエンジン時間を読み取ることができます。
SmartROC T35 in Poland
「環境が理由で、新しい集塵システムもドリルリグに取り付けました」とトムシア氏が付け加えます。同社には長年にわたるアトラスコプコとの関係があり、その始まりは1997年、最初のROC D7ドリルリグを購入したときでした。
新たに導入されたSmartROC T35の特徴は、自動フィード揃えとロッドハンドリングシステムおよびGPSで、45 mmドリルロッドと76 mmドリルビットを装備しています。このリグはせん孔速度1.52 m/分を達成しています(ベンチ高さ10~14 m、バーデンあり、間隔2 m x 2.5 mの場合)。

低騒音、高い快適性

SmartROC T35を購入する前に、オペレータのイレネウシュ・ボルフカ氏はチェコの採石場を訪れ、このドリルリグの性能と快適性を評価しました。「キャビン内にはたっぷりとしたスペースがあり、2本の多目的ジョイスティックはとても便利です」と、シフトパートナーでセカンドオペレータのマレク・ボルフカ氏は説明します。「どのボタンも多機能のため、同じジョイスティックでさく孔中にドリルロッドを追加してからアクチュエータの制御に切り替えることができるのです。
「空調システムも機能しており、気温と湿度が高いときにきわめて効率的です。リグの窓が曇ることもありません。加えて、防音キットのおかげで騒音が50%カットされ、ドリルリグでの作業が快適にできます。今では、近くに立っているときに会話ができます」
この採石場で生産されるドロマイトの60~70%が道路や建物の建設用の骨材となりますが、トムシア氏は季節的な需要という課題を強調します。この採石場は現在、より多くのドロマイトを化学工場と肥料製造に供給しており、この冬は鉄鋼業向けの供給が予定されています。「つまり、柔軟で低コストの生産が不可欠ということです」と、トムシア氏は説明します。「そのため、効率の向上が重要です。新型のSmartROC T35はこの目標の達成に貢献しています。」
エピロックは、2018年1月1日まで「アトラスコプコ」の名前で操業していました。""

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