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頑丈なリグで頑強なビジネス

2018年11月29日

PowerROC T25 DCが、モロッコの掘削会社の新規大型契約獲得に貢献しました。
採石場や露天鉱を主力事業とするモロッコの大手工事会社Somatrinグループが、アトラスコプコの掘削機器を選んだ結果、つい先日、新規契約を受注しました。
PowerROC T25 DC

喜ぶ受注者とアトラスコプコ担当者

この5年間におよぶ契約には、モロッコ中央部のラファルージュメクネス石灰岩採石場の掘削が含まれます。この地帯でSomatrin社は、頑丈なPowerROC T25 DCを配備することに決めたのでした。
ラファルージュメクネス採石場は、軟岩から中硬岩、そして極めて柔らかい軟質層まで幅広い岩組成です。Somatrin社は年間に約100万トンの石灰岩を生産する契約を結んでいます。
軟岩~中硬岩地帯で径89 mmの孔をさく孔するPowerROC T25 DCの平均さく孔速度は25 m/時で、非常に柔らかい岩質の地帯では約20 m/時でさく孔します。このリグは6~10 mの高さのベンチ上で、2.5 x 3 mのさく孔パターンを使用して稼働します。
ここでは、いままでダウンザホールSTD35ハンマ装備のROC F6を使って径90 mmの穴をさく孔してきました。軟岩~中硬岩地帯のさく孔速度は30 m/時でしたが、非常に柔らかい岩質地帯のさく孔速度は18 m/時しかありませんでした。このような軟岩地帯では詰まりも生じたため、生産に遅れが出ました。
採石場現場監督のバッカス・ムバレク氏は2つの機械を比較した結果、PowerROC T25 DCが「圧倒的に有利だ」と評価しています。ムバレク氏によると、その大きな理由がPowerROC T25 DCの高いさく孔速度、メンテナンスのし易さ、そして燃料消費量が少なくROC F6の約半分しかないという点です。
エピロックは、2018年1月1日まで「アトラスコプコ」の商標で操業していました。

砕石 鉱業 海外 PowerROC T25 DC サーフェスアンドエクスプロレーションドリリング部門 2017