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ドリルリグを作動するアトラスコプコの新しいオートメーションソフトウェア

2017年1月17日

Dynamic Tunneling パッケージは、切羽掘削リグ用の新しい自動化ソフトウェアで、掘削計画が常に現在のセクションに適合するため、掘削の精度が向上します。このソフトウェアを使用すると、ドリルリグはトンネルの正面で独自の掘削計画を直接作成できます。トンネルまたは採鉱場のドリフトの輪郭をドリルルールファイルと一緒にドリルリグにダウンロードするだけで、ドリルリグはナビゲートするセクションに合わせた掘削計画を作成できます。掘削計画で前後に行く作業が不要になります。

低コストで生産増

海外 プレスリリース 2017

"今日のトンネル掘削プロジェクト、特に都市部での大規模プロジェクトでは、断面に違いがあります。そのため、掘削プランが大きく変動します"

Johan Jonsson, Product Manager Boomer, Atlas Copco
今日のトンネル掘削プロジェクト、特に都市部での大規模プロジェクトでは、断面に違いがあります。掘削計画は上下に動きます」とアトラスコプコ Boomer 製品マネージャーの Johan Jonsson 氏は言います。「Dynamic Tunneling パッケージは、上り下りする必要がなくなります。掘削計画は、ドリルリグと切羽で作成されます。

ノルウェーで成功裡に終了したパイロットプロジェクト

エピロックのお客様Veidekke社と同社が請け負うボーデーのRV80プロジェクトは、Dynamic Tunnelingパッケージのパイロットプロジェクトの1つでした。
「Veidekke社は、ボーデーの国道80号線プロジェクトに取り組んでいます。この区間には2.5 kmの複動トンネルがあり、約50万立方メートルの岩を掘削することになります」と、Veidekke社地下測量技術マネジャーのジョン・アンドレ・ニールセン氏は説明します。「エピロックと共同開発のDynamic Tunnelingパッケージはうまくいきました。アトラスコプコは当社のフィードバックにすぐに対応して、プログラムの調整をしてくれました。現在、ニッチはドリルリグのオペレータが手動で作業しています。これが大きすぎることもあれば、小さすぎることもあります。Dynamic Tunnelingパッケージを使えば、掘削作業の精度が向上します。リグで直接掘削プランを変更することもできます。さらに、切削やさく孔もできます。事務所で変更作業を実施するよりも、トンネル掘削現場のほうがより柔軟に対応できます。Dynamic Tunnelingパッケージを使ってニッチ(トンネルで断面積が大きい部分)を仕上げています。これにより、作業の精度が向上しました」と、Veidekke社地下測量技術マネジャーのジョン・アンドレ・ニールセン氏は締めくくりました。

"Dynamic Tunneling パッケージは非常に使いやすいです。2 回のキーストロークで開始できます。輪郭が非常に正確になります。最終結果は図面と同一です。Dynamic tunneling パッケージにより、トンネル内での作業が大幅に楽になりました。"

Kent Simensen ,Veidekke社ドリルリグオペレータ

掘削計画の精度向上

今日のトンネルモデルはすべて3Dモデルです。これまでモデルをUnderground Manager(計画作成とドリルリグデータと情報の報告作成に利用したアトラスコプコのソフトウェア)にインポートして、掘削プランはUnderground managerですべて手動で作成していました。Dynamic Tunneling パッケージでは、3Dモデルのインポートは必要ですが、Underground Managerでルールセット(ルールファイル)をセットアップするだけで済みます。その後、ルールセットと3DモデルはUSBかWiFi接続で送られます。その後、ドリルリグでナビゲーションに従って、トンネルモデルをもとに独自の掘削プランを作成します。そのため、必要な断面と大きさどおりに、常に高い精度で掘削プランを作成できます。

オートメーション対応

Dynamic Tunneling パッケージは、オートメーション対応の切羽掘削リグ用のオートメーション製品です。
これは一大事ではありませんが、小さなことが数多くあります。この小さなことは「オートメーション対応」です。つまり、全自動の製品ばかりではなく、採鉱または建設現場で実施中の作業や現在のオートメーションレベルに応じて、異なるステップでオートメーションを導入できます。自動化対応コンセプトには、データモニタリングや製品機能制御から、計算に基づく最適化や全自動化まで、4つのステップがあります。各ステップを操業の各部に適用すれば、小さなことが大きな成果につながります。そして、これこそが一大事です。
当社が提供する包括的なオートメーションで、お客様の業務を管理しましょう。

連絡先:

  • アトラスコプコアンダーグラウンドロックエクスカベーション(地下掘削)事業部Boomers担当製品マネジャー、ヨハン・ジョンソン
  • アトラスコプコアンダーグラウンドロックエクスカベーション事業部グローバルコミュニケーション&ブランドマネジャー代理、アン・ソフィー・アンダーソン
  • アトラスコプコアンダーグラウンドロックエクスカベーション事業部コミュニケーションプロフェッショナル、マリナ・オストマン
アトラスコプコは、サステイナブルな生産性ソリューションを実現する世界有数の企業です。当社グループでは革新的なコンプレッサ、真空ソリューションと空気処理システム、土木鉱山機械、電動ツールと設備用システムをお客様にお届けしています。アトラスコプコでは製品やサービスを開発する際に、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学を重視しています。当社は1873年に設立され、本拠地はスウェーデンのストックホルムにあり、世界180か国以上に展開しています。2015年のアトラスコプコの総売上は1,020億スウェーデンクローネ(110億ユーロ)に達し、従業員は43,000名を超えています。
アンダーグラウンドロックエクスカベーション(地下掘削)事業部は、アトラスコプコの土木鉱山機械事業エリアの一部門です。さまざまな地下開発用途で使用する、広範なトンネル掘削および鉱山機械の開発、製造、販売を世界中で行っています。アトラスコプコは革新的な製品設計とサービスサポートシステムに力を入れており、お客様に付加価値を提供しています。事業部本部および主要生産施設はスウェーデンのオレブロに拠点を置いています。