エピロックの工場（ドイツ・エッセン）がISO 50001認証を受ける

環境保護はエピロックにおける重要優先事項です。ドイツ・エッセンにある同社製造工場は、ISO規格の中で最も厳しいISO 50001（エネルギー管理システム）認証を受けたエピロック社内初の部署です。同工場は、2016年に初めて認定を受けて以来、継続的に省エネに取り組み、その結果エネルギー消費量を大幅に削減することに成功し、2019年に再認証されました。

エッセン工場では、中型および大型油圧ブレーカーや静的解体ツールなど、掘削業者用の油圧アタッチメントツールを製造しています。エッセンの生産ラインでは、熱処理やその他の大量のエネルギーを消費するプロセスを使用した大規模な製造が行なわれています。

省エネの取り組み
すべてのISO規格の中で最も厳しいISO 50001認定では、電気とガスの消費量の年間削減量を文書化することを求めています。エッセン工場では数多くの効果的な省エネの取り組みが実施されてきました。

熱処理プロセスは、エネルギーが無駄にならないように最適化されており、オーブンは満杯になったときにのみ運転されます。すべてのプロセスステップで最適な量の部品と材料が使用されており、現在、低温でも機能する新しい粉体塗装のテスト中です。また、可能な限りLEDを使用しています。

エッセン工場の経営者層は「常にもっと良いやり方がある」という強い信念を持っており、省エネのための活動が終わることはありません。同工場では、製造とSHEQのさまざまな部門を代表するチームが継続的な改善を行っています。エネルギー消費を24時間年中無休で監視し、進行中の取り組みの結果を即座に測定できるようにしています。

ウィン-ウィンの状況
環境とエッセン工場の双方にとって明確な利点がある状況が生まれています。2017年から2018年の間に、同工場は電力とガスの消費量の9%削減を達成すると同時に、生産量を増加させることに成功しました。エネルギー消費量が減ったため、工場の環境への影響が少なくなり、運用コストも削減できます。エピロックにとってのもう1つの利点は、ISO 50001の認定を受けたことにより、環境に配慮した投資に対して外部からの財政的支援を得やすくなっているということです。

エピロックが受けたISO認証には、その他に、ISO9001（品質）、ISO 14001（環境）、ISO 45001（労働安全衛生）があります。

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