エピロック、バウマで初のバッテリー式電動サーフェスドリルリグを発表
2022年10月27日
エピロック初のトップハンマバッテリー式電動ドリルリグのデモンストレーターである SmartROC T35 E がバウマで紹介されました。このリグは、世界中の露天採鉱や採石場でゼロエミッション掘削への移行において重要なステップです。
厳しい環境基準をクリアします
SmartROC T35 E の設計は、定評のある SmartROC T35 サーフェスドリルリグをベースにしています。エピロックの坑内用バッテリーリグの開発から得た貴重な経験も相まって、この新しいリグは、採石場や大規模な建設現場の環境基準を強化するように設計されています。このリグは、低排出ガスに加えて、幅広いスマート機能を提供し、より静かな作業環境で高い安全性、信頼性、パフォーマンスを提供します。
"このリグは、採石場や大規模な建設での低炭素操業への移行において、重要なステップとなる製品となるこのリグをバウマで紹介できることを誇りに思います。掘削プロセスから排出物を除去するという事実は、より良い環境に向けた重要なステップです。この成果は、エピロックが業界をより持続可能にする上で重要な役割を担っていることを示しています。"
価値あるコラボレーションを通じて作成された柔軟なリグ
SmartROC T35 E リグにはバッテリーと電気ケーブルの両方が装備されているため、柔軟性が大幅に向上します。場所や状況に最も適した方法で掘削を選択できます。また、現場内および現場間での迅速かつスムーズな輸送も可能にします。
サーフェスドリルリグには、エピロックの坑内用バッテリーソリューションと同じタイプの実績のあるバッテリーとサブコンポーネントが装備されています。これにより、さまざまな操作でお客様のスペアパーツの取扱いとサービスを合理化できます。
"SmartROC T35 E は、エピロックとお客様のコラボレーションが成功した成果です。最適化された性能と柔軟性を備えたリグを確実に提供するための貴重なインプットを提供していただきました。"
エピロックのバッテリー式電動ソリューションは、市場から大きな関心を集めています。お客様のメリットとしては、排出量ゼロの運転、騒音公害と振動の低減、生産性の向上などがあります。この機械は、エピロックの 2030 年の意欲的な持続可能性目標において、事業や販売された製品からの CO2 排出量の半減など、重要な役割を果たしています。2021年には、最新の気候科学とパリ協定の目標に沿った地球温暖化を最大 1.5° C に抑えるという水準に整合した、Science Backed Targetsイニシアチブによって目標が検証されました。
2025年までに、さまざまな排出量ゼロの地下設備を提供し、2030年までに地表機器でも同様に提供することを目指しています。
SmartROC T35 E
詳細については、下記担当者にお問い合わせください。
Anna Dahlman Herrgård
グローバルブランド&コミュニケーションマネジャー、サーフェイス部門
エピロックは、持持続可能な社会に不可欠であり、鉱業およびインフラ業界のお客様のグローバルな生産パートナーです。エピロックは、画期的な技術により、革新的で安全かつ持続可能なドリルリグ、岩盤掘削や建設向けの設備とツールを開発・生産しています。また、世界クラスのサービスとアフターマーケットサポート、さらに自動化、デジタル化、電動化のためのソリューションも提供しています。エピロックは、スウェーデンのストックホルムに拠点を置き、2021年の売上は380億スエーデンクローナ、熱意のある15500人を超える従業員を雇用し、150か国以上でお客様とサポート・協力関係を築いています。詳細は、www.epirocgroup.comをご参照ください。
エピロック サーフェイス部門は、世界中で、露天掘り、探査、建設、採石場、井戸やエネルギーの用途で使用できる削岩装置を幅広く開発、製造、販売しています。同部門は、スウェーデン、米国、中国、インド、日本で生産を行っています。販売製品については、www.epiroc.comをご参照ください。