エピロックによる一体型ボディの油圧ブレーカ:30年にわたる確かな信頼性

2023年8月17日

油圧ブレーカ用の画期的な一体型ボディの概念は、30年前に生まれました。エピロックの掘削機アタッチメントの幅広い製品群の中でも、人気が高く信頼されているツールシリーズです。これらの製品は、私たちのビジネスパートナーやお客様が、エピロックに信頼を寄せている理由の一つとなっています。パートナーやお客様の事業が成長を続けている事実も、エピロックの生み出す革新性が、信頼性の高いものであることを示しています。一体型ボディ・コンセプトの発明により、エピロックは、業界を永久に変える新技術のパイオニアとなりました。軽量な一体型ボディ設計には、打撃機構と個別のケーシングを備えた従来の油圧ブレーカと比較して、さまざまな利点があります。
一体型ボディのコンセプトは1993年に導入され、打撃機構とガイドシステムを統合した特許取得済みの内部コンポーネント設計を採用しています。これにより、従来のブレーカの最も弱いコンポーネントを排除し、 一体型ブレーカでは優れた耐久性を実現しています。一体型ボディの油圧ブレーカは、現在、エピロックの幅広い油圧アタッチメント製品群で広く利用されている評価の高いツールとなっています。
一体型ボディの油圧ブレーカは、優れた耐久性と信頼性、高い操作性を含む多くの利点により、競争の激しい市場をリードしています。一体型ボディのブレーカは燃料消費量を削減し、運用コストの削減と CO2 排出量の改善を同時に実現します。
メンテナンスフリーの高圧アキュムレータにより、 一体型ボディのブレーカは毎分 550回 から 2,300 回という驚異的な打撃数を実現しています。高速な穿孔速度により、ブレーカの生産性が向上します。

よりスリムで軽量、部品数が少ない

一体型ボディの油圧ブレーカによる岩石破砕

SB 702 による岩石破砕

一体型ボディのコンセプトによって、同サイズの従来型油圧ブレーカよりもスリムとなり、よりコンパクトな設計で視認性とハンドリングが向上し、掘削機の小型化が可能になるとともに、キャリア燃料消費量の削減に役立ちます。部品数が少ないということは、メンテナンスの必要性が少なくて済み、信頼性が向上することを意味します。

さまざまなタスクに対応する信頼性の高いパートナー

一体型ボディのブレーカによるアスファルト舗装の解体

SB 202 によるアスファルト舗装の解体

一体型ボディの油圧ブレーカは、屋外および屋内の軽量コンクリート構造物やアスファルト舗装の解体において、信頼性の高い選択肢となっています。これらの製品シリーズは、土工作業、ポストドライブ、坑内作業でのスケーリング、鋳造所での取鍋やコンバーターの清掃などの過酷な作業に適しています。

豊富な品揃え

一体型ボディのブレーカは、スウェーデンのカルマルにあるエピロックの工場で製造されています。重量クラス 24t までのキャリア向けに設計され、55kg から 1,060kg までのサービス重量に対応する9つのモデルが用意されています。このシリーズには、マイクロ / ミニ掘削機、バックホー、スキッドステアローダー、解体ロボットに適合するモデルを取り揃えています。耐久性に優れており、経験の浅いエンドユーザーにも安心してレンタルできるため、レンタル会社でも高い評価を得ています。

ダスト抑制

現場での粉塵抑制の必要性は、安全な作業を確保するための日常的な要件です。SB 152-SB 1102 にはオプションでウォーターノズルを内蔵できます。油圧ブレーカのフロント部分に配置されるこれらのノズルにより、粉塵をその発生場所で抑制します。クリアな視界と低い粉塵レベルは、現場で働く人々やその近隣に住む人々にとってメリットとなります。

その他の機能

一体型ボディ・シリーズの油圧ブレーカは、セットアップと保守整備が簡単です。特殊なツールやアダプタ-取り付けは不要です。特許取得済みのツールロックシステムにより、作業ツールの交換が簡単になり、フローティング下方ブッシングは標準的なハンドツールでオペレーターが現場で交換できます。

 

エピロックの熱回収技術が統合されているため、生産性が向上し、燃料消費量が削減されます。過負荷保護は、内蔵の圧力リリーフバルブによって行われます。また、水中用途の空気入口である AutoStart もご利用いただけます。特定のモデルでは、エピロック ContiLube™ II マイクロまたは ContiLube™ II 自動潤滑システムもオプションでご利用いただけます。

接続性における飛躍的な進歩

HATCON を SB 202 に搭載

SB 202 HATCON 搭載

天候や距離など、さまざまな理由でアクセスできない場所もあります。しかし、作業が順調に進んでいることを確認するために、今は、モニタリングする方法があります。
HATCON(Hydraulic Attachment Tools Connectivity: 油圧アタッチメントツール・コネクティビティ)は、ツールの稼働時間、場所、保守整備の間隔を監視することで、エキスパートレベルの車両管理を可能にします。

 

このサービスは、パソコン、タブレット、携帯電話などのプラットフォームで利用でき、エピロックのお客様に 24 時間体制のデータアクセスを提供し、次の保守整備についてガイダンスを行います。

 

HATCON のデータは、新たなレベルにおける運用管理を実現します。フリート全体の稼働率を均等にし、輸送を最適化し、サービス停止の事前計画化によって稼働時間を増やすことは、かつてないほど簡単になりました。

 

接続されたツールの効率と最終的な収益性が向上します。

GPS 機能は盗難防止システムとしても貢献します。

エピロックは、今日成功のためのソリューションと明日を切り開くテクノロジーの提供に絶えず取り組んでいます。

一体型ボディのブレーカシリーズに関する詳細情報

詳細については、下記担当者にお問い合わせください。

Ralf Kremer

油圧ブレーカ・グローバル製品マネジャー

電話: +49 (0) 173 7255 133

電子メール: ralf.kremer@epiroc.com

Anja Kaulbach

戦略コミュニケーション責任者

電話: +49 (0) 173 72 55 139

電子メール: anja.kaulbach@epiroc.com

エピロックは、持続可能な社会に不可欠な存在であり、鉱業およびインフラ業界におけるお客様のグローバルな生産パートナーです。エピロックは、画期的な技術により、革新的で安全かつ持続可能なドリルリグ、岩盤掘削や建設業界向けの製品とツールを開発・生産しています。また、世界クラスのサービスとアフターマーケットサポート、さらに自動化、デジタル化、電動化のためのソリューションも提供しています。エピロックはスウェーデンのストックホルムに本社を置き、2022年の売上高は500億クローネ。約1万7000人の情熱的な社員が、約150カ国のお客様をサポートし、コラボレーションしています。詳細は、www.epirocgroup.comをご参照ください。

 

Epiroc のツール & アタッチメント部門は、削岩、探査掘削、地盤支持用のツール、および油圧アタッチメントツール を開発、製造、販売しています。本製品は、岩盤掘削、採鉱、建設、解体、リサイクル等、様々な用途で使用できます。また、同部門は関連サービスも提供しています。6大陸に生産施設を展開し、スウェーデンとドイツに主要施設を保有しています。販売製品については、www.epiroc.comをご参照ください。

 

 

海外 2023 SB油圧ブレーカ プレスリリース