自律型 SmartROC D65 MKII は、手動のドリルリグよりも優れています。

エピロックは西オーストラリアの Fortescue と提携し、自律型 SmartROC D65 MKII を試験および評価しています。クローラドリルリグは、生産性向上など、試験段階において卓越した結果を示しました。自律型モードでは、ドリルリグはトラミング、ポジショニング、掘削間の移行中にアイドリング時間ゼロとなり、すべての孔のサイクルで一貫した効率を提供し、ドリルパターンの完了に費やす合計時間を短縮します。

「昨年、パートナーである Fortescue と共に達成した進捗状況をとても嬉しく思います。市場は、この新技術が採鉱作業にもたらす利点を期待していました。このため、これは、一般的な自律的掘削とエピロックにとって重要なマイルストーンです」と地表部門オートメーションマネジャーの Christopher Blignaut 氏は述べています。

自律的に稼働するPit Viperが初めて発売された 2014年、エピロック自律の旅は始まりました。2018年には、エピロックがカナダのティミンにある自律型 SmartROC D65 MKI クローラドリルでパイロットプロジェクトを開始しました。この期間中、チームはクローラードリルリグの自律型技術開発に関する広範な理解と専門知識を獲得しました。

 

「以前のプロジェクトでは、自律型技術の開発全体で活用してきた幅広い知識と経験を蓄積してきました。オーストラリアの自律型 SmartROC D65 MKII で私たちが今日目にした成果は、ティミンのプロジェクトから得た成功の基盤でした」と Christopher Blignaut 氏は言います。

これまでの試験の焦点は、生産掘削の用途を対象としていました。
「Fortescue と合わせて、自律的なプレスプリット掘削の試験に進み、最終的には輪郭などのより複雑な掘削作業に重点を置きます」と Christopher Blignaut 氏は言います。 

「世界中の鉱業会社との対話では、数多くの利点により、自律運転への関心が高まっています。また、弊社は Autonomous SmartROC D65 MKII を掘削作業に導入することで、これらの企業を支援することに専念しています。自律テクノロジーの導入は、調整から既存のプロセス、新しい作業方法への移行まで、さらに活用します。エピロックは、この変革を加速させるため、ビジネスパートナーをサポートしています」とエピロックオートメーション製品マネジャーの Mayya Popova は述べています。

生産掘削用途向けの自律型 SmartROC D65 MKII は、2023 年 6 月から市販されています。  詳細については、最寄りのカスタマーセンターにお問い合わせください。

エピロックは、持持続可能な社会に不可欠であり、鉱業およびインフラ業界のお客様のグローバルな生産パートナーです。エピロックは、画期的な技術により、革新的で安全かつ持続可能なドリルリグ、岩盤掘削や建設向けの設備とツールを開発・生産しています。また、世界クラスのサービスとアフターマーケットサポート、さらに自動化、デジタル化、電動化のためのソリューションも提供しています。エピロックは、スウェーデンのストックホルムに拠点を置き、2020年の売上は500億SEK、熱意のある17,000人を超える従業員を雇用し、150か国以上でお客様とサポート・協力関係を築いています。詳細は、www.epirocgroup.comをご参照ください。

 

エピロックの露天部門は、全世界で、地表掘り、探査、建設、採石、および水井戸やエネルギー用途で使用される幅広いロックドリル設備およびソリューションを、開発、製造、販売しています。また、探鉱設備、工具、および高度な鉱体データ分析もお客様に提供します。この部門は、スウェーデン、米国、カナダ、中国、インド、オーストラリア、南アフリカで生産を行っています。販売製品については、www.epiroc.comをご参照ください。