パワーアップ、そして 燃料消費を低減。- エピロックが新しい PowerROC T35 を発売
2024年11月12日
「高く評価されているこのサーフェスドリルリグのアップデート版を発表できることを、とても嬉しく思っています。この新世代の PowerROC T35 は、これまでで最も燃料効率の高い PowerROC リグです」 と、エピロックサーフェス部門のシニア製品マネージャーであるクゴシ マサノリさんは言います。
新世代の PowerROC T35 には、世界中の採石場や建設作業に付加価値と効率性をもたらす多くのメリットがあります。燃料消費量は、従来の PowerROC T35 リグと比較して最大 40% 低減されています。これは、自動エンジン回転数制御によるもので、あらゆる作業でエンジン回転数の自動最適化を可能にしています。
PowerROC T35 では生産性も向上しています。以前のバージョンと比較して、ロッド交換が 45% 速くなり、孔の仕上げにかかる合計時間を短縮できます。
アップデートされた PoweROC T35 では、すべてのデータが、12 インチのタッチスクリーンを介してオペレーターに表示されます。直感的なディスプレイにより、リグの操作が容易になり、新人オペレーターのトレーニングも迅速化できます。オペレーターはわずか数回の操作で掘削できるため、従来のバージョンと比較して、オペレーターが必要とするレバー操作を約 80% まで削減しています。
"制御をアシストすることで、確実に操作性が改善しています。"
保守整備も簡単に
トラブルシューティング機能も、タッチスクリーンディスプレイに組み込まれています。コンパクトな設計と共に、新しい油圧リターンフィルターを搭載することで、必要な作動油量を 50% 削減しています。また、サービスポイントに簡単にアクセスできるため、メンテナンスが容易になります。さらに、保守整備の間隔が長くなるため、総所有コスト (TCO) の低減に役立ちます。
運転室にもいくつかの改善が行われたことは、オペレーターにとっても嬉しいことでしょう。運転室には、人間工学に基づいたジョイスティックが装備され、操作をより快適にします。エアコンもアップグレードされており、向上した冷却性能で、運転室の環境にもプラスの影響を与えます。
新しい PowerROC T35 には、COPSC19 ロックドリルが搭載されています。ドリルの周波数は 50 Hz で、硬岩条件でも高い性能を発揮します。SC19 ロックドリルには、デュアルダンパーも装備され、掘削中のエネルギー効率の向上に貢献します。
新世代の PowerROC T35 には 2 種類のエンジンが用意されています。Tier 4 Final/Stage V エンジンまたは Tier 3 エンジンです。
押して写真をダウンロードしてください
プレスリリースのダウンロード
詳細については、下記担当者にお問い合わせください。
エピロックは、鉱業と建設業のお客様と協力するグローバル生産性パートナーであり、持続可能な社会への転換を加速します。エピロックは、画期的な技術により、革新的で安全かつ持続可能なドリルリグ、岩盤掘削や建設業界向けの製品とツールを開発・生産しています。また、世界クラスのサービスとアフターマーケットサポート、さらに自動化、デジタル化、電動化のためのソリューションも提供しています。エピロックはスウェーデンのストックホルムに本社を置き、2023年の売上高は600億クローネを超え、約1,200人の情熱的な従業員が約150カ国のお客様をサポートし、協力関係を築いています。詳細は、www.epirocgroup.comをご参照ください。
エピロックのサーフェイス部門は、全世界で、地表掘り、建設、採石、および水井戸などの用途で使用される幅広いロックドリル設備・ソリューションを、開発、製造、販売しています。また、探鉱設備、ツール、高度な鉱体データ解析などをお客様に提供しています。この部門は、スウェーデン、米国、カナダ、中国、インド、オーストラリア、南アフリカで生産を行っています。販売製品については、www.epiroc.comをご参照ください。