一般道路上のFlexiROC T30 R

マフラー付きのリグで難しい問題を解決

2020年5月6日

ストックホルムのSt. Göran's Hospitalでは、大がかりな発破作業を必要とするプロジェクトが進行しています。たくさんの高感度機器、患者や職員が大勢いる病院の近くで岩石を移動させるには慎重な計画とともに騒音を抑えるドリルリグが必要です。
Skanskaの削岩作業は2017年2月初旬から2018年3月中旬にかけて約100回の発破が行われ、2018年春の発破作業の完了までにおよそ200回に達しました。処理した岩石の量は10,000 m3にのぼります。厳密に管理されたビルプロジェクトは、時間を決めて発破が行われ、毎回安全のために10人以上の監視員が配置されました。病院の周囲30箇所ほどに振動計が置かれ、作業を監視しました。

発破作業は、新規の埋没溝と新しい2棟の病院の基礎、新しい緊急車両入口を建設するために行われました。これには既存の建物の改装作業として、管理事務所の再建設、放射線検査室、手術室、宿泊・食事室、産科病棟の新設が含まれました。

"マフラー付きドリルリグがなかったら、仕事をすることができませんでした。マフラー付きリグは、Locum と病院から当初求められた条件でした。そのため、プロジェクト開始に先立って、エピロックFlexiROC T30 Rを購入しました。この製品はこのプロジェクト仕様に対応した中型ドリルリグで、都市部の窮屈な環境での作業に適しています。"

Carita Broberg, プロジェクトマネジャー、岩盤掘削、Skanska社道路・建設部門

慎重な作業

建設作業を進める中、病院の業務は多くが通常どおり継続されました。プロジェクトの最大の課題はセンシティブな環境で、患者と職員、精密機器には最大の注意が必要です。機器には、電磁放射線機器、スイッチ装置システム、コンピュータ断層撮影装置などがあります。

高度な要件に対応するため、徹底した計画とリスク分析が要求されました。センシティブな環境とスペース不足のため、岩盤の掘削には振動を最小に抑えるための唯一の手段としてスチールカッターとスプリッタ(クラッキング)を使うこともありました。

「環境に慎重に配慮して中断を最小に抑えるために作業の安全を重視した計画を立てました」と、St. Göran's Hospitalの発破作業を担当するSkanska社マネジャーのロビン・アンダーソン氏は言います。

「掘削が進んでいることを誰も知りませんでした」

詳細なプランとともに、厳しい要求を満たすためにマフラー付きのドリルリグが重要な役割をはたしました。掘削が始まると、ドリルリグの騒音を抑える効果がすぐに分かりました。「ドリルリグはとても静かなので、病院内の職員は掘削が始まっていることを知りませんでした。」

リグオペレータのグスタフ・アンダーソンは、マフラー付きのドリルリグのそのほかのメリットにも注目しています。その多くは、環境への影響です。

「最大の効果は作業員の健康と、何より騒音が減ったことです。掘削をしながら、仲間と話ができます」とアンダーソン氏は言います。さらに、騒音低減キットを使用することで、廃棄オイルが減って衛生的な作業環境を実現でき、掘削による影響が抑えられると付け加えています。
ドリルリグを前にしたオペレータ

大きなメリット

多くのメリットがある中で、カリタ・ブロバーグ氏はオペレータにとっての課題も感じています。
「マフラーがスペースをとるので、壁や杭の近くでは作業が難しい場合があります。ドリルをあてる箇所が正しく見えず、ドリルベースの様子が分かりにくいこともあります。」

ブロバーグ氏は、今回のようなプロジェクトではマフラー付きのドリルリグが他の方法ではなし得ない大きなメリットがあることを指摘します。マフラー付きのドリルリグが増えれば、仕事もますます増えるでしょう。彼女よると、「今後の新しいリグへの投資については大いに議論すべきところがある」そうです。

プロジェクトについて


増加するストックホルムの人口を受けて医療サービスのニーズに応えるため、St. Göran's Hospitalの拡張と現代化が行われました。ストックホルムの区域市政局、資産管理者のLocum ABは、2つの新しい処置棟の建設と既存建物の改装のため、Skanska社と提携契約を結びました。

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