オートメーション化、変化のためのパワフルなツール

何世紀もの間、鉱業、建設業、採石業は、一般的に、世界で最も過酷な産業の3つと見なされてきました。 テクノロジーが自動化をまったく新しいレベルに引き上げているため、このような評判は急速に消えつつあります。

岩盤掘削事業において最大、かつ唯一の変化の原動力となるのは、間違いなくオートメーション化の登場です。

 

実現に時間のかかるプロセスではありましたが、作業をより安全で効率的にする機能および操作をオートメーション化する可能性は、これらの産業の働き方にも重大な影響を及ぼしました。


多くの企業は、自動化の波に乗ることに消極的でした。従来の方法が依然として良好な結果を生み出しており、自動化に対しては、特定領域に限定し、通常は小規模の投資しかしていない状況でした。 しかし現在では、自動化への関心が高まっており、熟練した労働力
の不足から利益率の低下に至るまで、請負業者が直面する多くの課題を解決するための唯一の実行可能な方法と見なされています。

 

しかし、おそらく最大の動機付け要因は、近年のオートメーション技術における目を見張るような発展です。 これまで以上に、鉱業、建設、採石作業の多くの面で、より低コストで自動化することが可能になりました。
 

Innovation - automation

舞台裏

エピロックは岩盤掘削をより安全、効率的、かつ生産的なものにするための継続的な改善策の一環として、オートメーション化イノベーションの幅広いポートフォリオを提供しています。 今日、デジタル技術は選択肢の状況を変えており、自動化はよりデータ駆動型となり、タスクを調整するネットワーク接続されたマシンに依存しています。 エピロックは、自動化、システム統合、情報管理を通じて、お客様のバリューチェーンを最適化する方法を提供します。 私たちはこれを6th Sense(第六感)と名付け、スマートで安全かつシームレスな運営を可能にします。

 

これに関連して、エピロックでの自動化開発がどのように組織化されているかについて、舞台裏を少しお見せします。 エピロックの研究開発は3つのカテゴリーに焦点を当てています: 機械のオートメーション化、プロセスのオートメーション化、システム統合です。

機械のオートメーション化は、オートマチックホールナビゲーションからロッドハンドリングおよび制御に至るまでのドリルリグ機能の全範囲に及びます。 ドリルリグのSmartレンジはその代表的な例です。これらの機械には、オペレータの作業を軽減、簡略化、同時に安全化するオートメーション化システムが詰め込まれており、以前は達成できなかったレベルへ効率性と生産性を引き上げました。

 

SmartROCシリーズには、エピロックの高度なリグコントロールシステム(RCS)が搭載されており、コンプレッサーとエンジンの負荷を常に監視しています。 このシステムは、すべてのPit Viper大型ブラストホールドリルにも標準装備されており、適切な量のエネルギーがいつでも作業負荷に適合するようにして、燃料消費を最小限に抑えます。

しかも、それだけではありません。 SmartROCリグには、ロッドハンドリングシステムが装備されているため、オペレーターは重い物を持ち上げる必要がありません。 また、リグを正確に地面の正しいせん孔場所に誘導するホールナビゲーションシステム(HNS)も備えており、ベンチ上で手作業にて穿孔位置をマークアップする必要がありません。 半自動フィードアライメントシステムもあり、セットアップ中に正しいせん孔角度が確実に達成されるようになっています。これは発破を最適化する鍵となります。 プロセスのオートメーション化は、ワークフローを自動化し、せん孔作業の計画とパフォーマンスデータの収集に必要なさまざまなツールを提供しています。 これらには以下が含まれます:

・せん孔中の計測(MWD) – オペレーターが関連する岩石硬度データを収集することを可能にする監視ツール・自動フィード退避 – ワンタッチ機能でフィードがトラミングポジションに移動し、手動でのフィードをぶつけて機械を損傷するリスクを最小化・セルテック(Certiq) – 重要な機器情報を収集、比較、伝達する車載通信システム・ロックマネージャー・サーフェイスマネージャー(ROC Manager/Surface Manager) – 明かり掘り作業の計画および評価を可能にするOffice系のソフトウェアツール・リグリモートアクセス(RRA) - サイトワイヤレスネットワークによるドリルリグとRRAサーバー間の双方向通信。 RRAサーバーが、ドリルリグのアクセスポイントへの接続を検知し、データを送受信する。

 

エピロックのベンチリモート(Bench REMOTE)システムは、オートメーション化技術が人々を危害から遠ざけ、作業現場の負傷・死亡事故を減少させる一例となります。 これにより、オペレーターはまったく同じコンソールを使用して、操作に遅延を生じさせることなく、離れた場所からリグを制御できます。

 

BenchREMOTEは特に、悪天候時にベンチが不安定または崩落する可能性がある採鉱場および採石場の安全性を向上させるために開発されました。

 

システム統合は、すべてのコンポーネントサブシステムの完全互換性と、1つのシステムへの統合を保証します。これは、プロジェクトプランナーがオートメーション化の準備をするにあたって、主な検討対象となります。 採掘現場は、通常、「オートメーション化の島」を形成するさまざまなサプライヤーの設備を使用して運営されています。 エピロックは、オープンAPIと標準化されたプラットフォームに移行することにより、オートメーション化プロジェクトの可能性を最大化します。

 

世界のどこに作業現場があるかに関係なく、お客様はダウンタイムの短縮、遅延の減少、生産量の増加、利益の増加というメリットを享受できます。 さらに、お客様は、運用においてより高い精度を達成し、より高い品質、より少ない再作業、そして全体的なコスト最適化をもたらします。
 

イノベーションが道を切り拓く

エピロック製のドリルリグの新シリーズすべてが世界市場に投入されるにつれ、オートメーション技術の限界を超える重要な一歩を踏み出すことができました。 同時に、エピロックは、このプロセスにおいて、とても多くのお客様に極めて重要な役割を担っていただいたことに感謝しています。 お客様の経験、緊密な協力、貴重な意見がなければ、開発のペースは遅くなり、当社が提供しているオートメーション化も、現在のレベルを達成することは困難でした。

 

オートメーション化を革新することは簡単なことではありません。 多くの場合、困難な課題に直面することもあります。 特別なトレーニングの必要性、組織内の、変化に対する潜在的な抵抗、経営側から要求される強固なコミットメント、そして言うまでもなくコストなど、考慮すべき多数のパラメータが存在します。


オートメーション化は旅であり、エピロックはすべての行程においてお客様のお手伝いをいたします。 その方法は次の通りです。

•洞察 – データが収集および分析され、改善可能な場所と方法を特定します。 分析は、事前計画からせん孔性能、 最適なサービス間隔まで、生産サイクルの全体をカバーしています。

・制御 – 新しい技術は作業の監視、変化およびKPIの測定に活用され、リアルタイムで業務の見える化を提供します。

・最適化 – エピロックの技術者により、継続的にパラメータが検査、評価され、掘削性能と経済性が最大化されるように調整されます。

 

エピロックによる革新は、お客様を専門技術の最前線に維持し、鉱業、建設、採石業の手法を劇的に変化させています。 ロッドハンドリングシステム(RHS)、リグコントロールシステム(RCS)、およびせん孔中測定(MWD)は、エピロックのインテリジェントでアップグレード可能なシステムのほんの一例です。

 

最小限のオペレーター操作による完全に自律的な運転も、他のプロセス強化テクノロジーによって支えられています。 前述の車載通信のセルティックは、機械1台に関する機器・生産データを収集、比較、通信するだけでなく、所有する機械群の全体をカバーできます。
 

問題に対処する

受け入れられてきた方法論や、従来の作業方法の多くが疑問視されるような、この急速に変化する世界では、不確実性がニューノーマル(新たな日常)になっています。 このような背景から、エピロックは、オートメーション化に多大な投資を行うことで、お客様が直面する多くの課題を解決できると確信しています。

 

端的に言って、オートメーション化は岩盤掘削のツールボックスの中の非常に強力なツールであり、オートメーション化の段階が進むほど、すべての当事者により良い結果をもたらします。 オートメーション化はスマートな生産方法および総所有コスト(TCO)の低減をもたらします。

 

熟練労働者の不足を緩和し、作業現場を人間にとってより安全な場所にし、効率とランニングコストを大幅に改善し、生産性を向上させます。 以上が、より収益性の高い未来への道を開くものとして、オートメーション化が広く受け入れられるようになった理由です。
 

海外 2019 サーフェスアンドエクスプロレーションドリリング部門 顧客事例