新鮮な空気を確保

建設会社であるDragados社は、エピロックの支援を受けて、活気に満ちたロンドン市内で、バンク駅の再建のためのトンネル換気システムを導入することができました。
ロンドン中心部は世界で最も活気のある大都市圏の1つであり、バンク駅とモニュメント駅の施設は最も忙しいハブの1つです。バンク駅とモニュメント駅は、シティ・オブ・ロンドンにあり、互いに360メートル離れています。狭くて交通量の多い通りと、平日には人で溢れる多数のオフィスに囲まれています。ラッシュアワーには、50万人以上の通勤者が同駅を通過し、その多くが2つの駅をつなぐトンネルを利用しています。建設会社のDragados社は、大規模な再建プロジェクトの一環として新しいトンネルを建設し、駅の施設でそれまでより40%多い乗客を処理できるようにする契約を獲得しました。これらすべてが、Dragados社と建設マネジャーのジョン・コミンズにとって大きな課題でした。
Bank Sation London
何が大きな課題でしたか?
「何より、市内で作業しなければならなかったことです。混雑した道路を通って資材を運び入れながら、街の水道と電気の設備を取り除かなければならなかったので、実際に新しいトンネルの建設作業に着手できるまでに1年かかりました。また、トンネルを換気するためのソリューションを見つける必要もありました。それなしでは、地下でできることは限られていました」

換気ではどのようなことが問題でしたか?
「作業員をほこりや熱から守るための排気システムが必要でしたが、従来のシングルファンシステムでは、地表にファンとダクト用の十分な領域を確保することができませんでした。また、解決しなければならないボトルネックがあり、トンネル内のスペースにも制限がありました。長期的な作業には、シングルファンシステムでは不十分です」

どのように解決しましたか?
「エピロック社は、必要に応じて徐々に換気を改善するために、地下を進んでいくにつれて段階的に始動することができる多段式4ファンシステムを提案してくれました。小さい方のファンは比較的コンパクトなので、唯一利用できる場所、つまり私たちがキング・ウィリアム・ストリートの上に建設した鋼鉄製の構台に収めることができました」

そのソリューションは満足できるものでしたか?
「ファンの性能は素晴らしいものです。ファンは2017年の初めから継続的に稼働していますが、部品の交換も、基本的なもの以外のメンテナンスも不要でした。要するに、換気は私たちにとって最も問題の少ないものとなりました。私たちの環境チームは、騒音レベルについて大変気にしてきましたが、それほどは都市の騒音を増やしてはいないと思います。4つのファンすべてをフル稼働させることのコストは非常に高くなっています。しかし、私たちはそれらの性能を70%に抑制して稼働させており、それが騒音とコストの両方の問題で大いに役立っています」

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