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By industry segment
2020年4月28日
Rapid City Realty and Development Corporation社は、フィリピンのリザール州東部にある4つの採石場で操業する進歩的な企業です。
同社では保有する4台のPowerROC T35リグが稼働し、発破により毎月162,000トンの砕石生産量を達成しています。しかし、玄武岩、ポゾラン、シリカなど研磨性の高い材料や非常に割れやすい地盤条件により、作業者そして装置の双方にとって作業環境は過酷なものとなります。
COP 1840ロックドリルとT45ロッドを装備するリグは、1日あたり約5時間のさく孔作業を行います。
リグは高さ8 mのベンチ上で稼働し、せん孔角度5度で76 mmの穴を掘ります。ボーリングの間隔は2×2 m(荷重と間隔)、孔の深度は約1メートルのサブドリリングを含めて9 mです。
過酷な条件であってもまっすぐなせん孔は、わずかに偏差がありますが基準内であり、各リグは1シフトあたり約810 m穿孔することができます。ドリルビットもエピロックから供給されており、その平均寿命長さは1750 mです。
PowerROC T35の堅牢性や作業を効率的かつ安全に行うことができる能力だけではなく、この離れた地域において整備やメンテナンスが可能であるということが、このマシンを選択するうえでの大きな要因となりました。
Rapid社のエドソン・リー氏は、「これまで、作業者はキャビンのないドリルリグを使用していました。これは、作業者を高温で粉塵の多い環境にさらすことになるため、作業者の仕事を非常に困難にしていたのです」と述べています。
"PowerROC T35が導入されて作業者が初めて経験したメリットは、空調の効いたキャビンでした。そして、整備の手配に関するメリットにも気付きました。"
リー氏は、自社が交わしたエピロックとのサービス契約が「ビジネスにとって非常に有用」であると確信しています。
2名の技術者(フィールドサービス技術者とサービスエンジニア)で構成されるサポートチームが地域に常駐し、装置が期待どおりに機能するように維持しているのです。
チームは、各リグまで1週間あたり6回足を運びます。通常業務期間中は、確認チェックリストに従って、リグの状態を毎日積極的に確認します。
また、チームは必要に応じてPMS(計画メンテナンス)や故障修理も行います。月次レポートもまとめられ、リグの状態が所有者に知らされるようになっているのです。
PowerROC T35のデザインには、メンテナンス作業の実施という点からも大きなメリットがあります。たとえば、リグの電気部品数は最小限に抑えられており、簡単なトラブルシューティングを行うために、サイドパネル裏のどの部品にも容易に手が届くようになっているのです。
サービスエンジニアは現場から現場へ、そして舗装されていない道や急な地形を移動するため、現地の環境もエンジニアにとっては大変なものです。雨期の間は、リグがある場所まで歩いて行かなければならない場合さえあります。特に夏場に早く溜まる過剰な粉塵は、現場で頻繁に起こる問題でした。これは多くの場合、使用されていた旧式リグのダストコレクターの性能低下が原因でした。現在は、PowerROC T35の効率的なダストコレクターのおかげで、この問題も解決されています。
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