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ドイツの解体専門企業のOettinger社がEpiroc CB 5500コンクリート解体カッターの発表を歓迎

2020年6月5日

Epiroc Deutschland GmbH社の長年の顧客であるOettinger Group社は、Epiroc社の各種機械を使用しており、2019年8月から、CB 5500コンクリート解体カッターの世界で2つ目のプロトタイプをテストしました。ここでは、このモデルの特殊機能について直接洞察します。 
コンクリート解体カッターCB 5500

コンクリートバスタCB 5500

ノウハウ、経験、最先端の機械と設備が必要であればどこにでも、カールスルーエの近くのマルシュから、Oettinger Group社が解体の専門家を派遣します。Oettinger Group社では、130人を超える解体の専門家からなるチームを擁し、困難な建設プロジェクトを請け負い、個々の顧客の要望をスムーズに満たしています。

ドイツのカールスルーエにある、防空壕を備えた旧庁舎の部分的な解体には、特に強力なアタッチメントが必要でした。建物は18,000 m³の密閉空間と4,000トンの鉄筋コンクリート材で構成されていました。

 

最初に、MG 5000 Multi Grappleを使用して、壁だけを残して内部を破壊し、補強作業を実施してから、連絡橋と庁舎(頑丈に補強された防空壕を含む)を解体しました。

 

地上部分の解体には、実績のあるCC 5000解体カッターを使用しましたが、その下には、重量約5.5トン、ジョー幅1,600 mmの強固な壁と頑丈な基礎が待っていました。そこで、HB 4700油圧ハンマで壁に予め切り込みを入れ、新開発のCB 5500コンクリートバスタで最終的に裁断し、粉砕できるように準備しました。 

簡単に粉砕:新開発のCB 5500は、重量のある基礎でも強い力と高い精度で優れた性能を発揮

経験豊富な機械操作員のマリウス・マイヤー氏は、新開発のCB 5500のパワーと精度を高く評価しています。「CB 5500は、頑丈な建造物の解体向けに設計されており、強固な鉄筋コンクリートの厚い壁、トラス、梁、基礎の構造を破壊するのに最適です。先端部はコンクリートを勢いよく貫通し、内側から「破断」します。用途としては、産業現場での解体や、振動を回避する必要がある市街地での解体などがあり、そのメリットは、基礎の解体で特に顕著になります

 

マネージングディレクターのロバート・エッティンガー氏は、大きな振動を発生させずに基礎を解体することがますます重要になっていると説明しています。マイヤー氏はさらに次のように述べています。「CB 5500は、その構造と巨大なジョーの幅により、最も硬いコンクリートの基礎でも粉砕できます。作業サイクルも速く、カッターの能力も抜群です

Epirocのコンクリートバスタ(CB)シリーズの一般的な特徴は次のとおりです。

CB 5500

コンクリートバスタCB 5500の製品画像

  • 360度の油圧式回転により、最適な配置と精密な操作が可能
  • 破砕力がほぼ一定の2つの強力な油圧シリンダにより、高い生産性と効果的なシリンダ保護の両方を実現
  • 一体型スピードバルブにより、作業サイクルが高速化
  • 独立して動く2つのカッターアームにより、反力をなくし、交換式の切断刃を不要にします。

製品ラインナップが最近拡大され、CB 5500とCB 7500が加わりました。現在は、2~85トンの掘削機クラスに対応した運転重量320~7400 kgの6つのモデルが用意されています。CBは、重度の基礎工事向けに専用に開発されており、ロングフロント掘削機を使用した解体や、油圧ハンマを使用できない場所での解体に特に適しています。 

2つの柔軟なカッターアームと2つの油圧シリンダの組み合わせ:先端部で強い力を発揮し、反力を抑制

CB 5500の前面

CB 5500

CB 5500は、Epiroc製の一般的なカッターと同様に、2シリンダシステムとして設計されました。先端部で強い力を生み出し、反力を抑制できるため、キャリア機器を保護しながら優れた性能を発揮できます。Epiroc Deutschland GmbH社のセールスマネジャー、イェンス・ウェスターマン氏は、圧力解放バルブを備えた360度回転が特筆すべき機能であると述べています。「カッターが斜めに対象物をとらえたとしても、内蔵のプレッシャーリリーフバルブが自動的に作動し、カッターを正しい位置に修正します。このバルブにより、損傷を与える可能性のある反力からキャリアとカッターを効果的に保護します

 

2つの可動カッターアームと2つの油圧シリンダを組み合わせることで、アームがほとんど閉じた状態でも、破砕力をほぼ一定に保つことができます。シリンダが1つまたは可動アームが1つしかない従来型のモデルでは、通常、カッターの先端部での閉口力は最大でも70~80%ですが、CB 5500とCB 7500では、(ほとんど)閉じた状態で、最大90%の閉口力を維持できます。カッターアームはそれぞれ独立して移動可能なため、カッターと掘削機にかかる変位力を防ぐこともできます。「これにより、高所やアクセスが難しい場所でも、正確でスムーズな操作が可能になります。」とイェンス・ウェスターマン氏は説明しています。

鉱泉でプロトタイプを試運転

CB 5500の用途の画像

CB 5500の用途の画像

CB 5500は、50~65トンのキャリアクラス用に設計されており、350 barの作動圧で動作します。CB 5500のジョーの幅は1,600 mm、ジョーの奥行きは1,060 mmです。ジョーはHardox 650製で、ストレスに最もさらされる面がさらに強化されています。先端部は溶接可能で、潤滑個所にも最適な形でアクセスできますが、損傷を受けないように保護されています。

開閉時間はそれぞれ4.1秒と3.5秒と高速で、ジョーチップでの切削力は150トンです。内蔵の高速モーションバルブにより、短い作業サイクルが可能になります。これらの性能特性と、それによる効率の向上も、カールスルーエでOettinger社が同製品を注文した決め手になりました。

 

同コンクリート解体カッターは試運転で特に印象的だったので、すぐにOettinger Group社で採用されました。マネージングディレクターのロバート・エッティンガー氏は、次のようにまとめています。「CB 5500により、素晴らしい機械がまた1つ当社の機器に加わりました。そのサイズとしては卓越した機械です

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