SmartROC D50 at quarry  in Czeck Republic

エピロックがチェコの掘削サービス改善の中心に

2023年11月20日

Explosia は、チェコ共和国各地の採石場で、掘削性能と持続可能性を新たなレベルに引き上げています。
チェコ共和国の明かり堀りチームは、エピロック製の新機材を購入後、国全体の採石場に一流の掘削サービスおよび発破サービスを提供し、成功を収めています。Explosia の Fospol 部門は、数年前にフリートの更新を決定し、その後、旧式せん孔機を段階的に廃止し、最新のせん孔機に置き換えてきました。

現在、同社は6台のせん孔機を保有しており、そのうち3台がエピロック製で、その中には最上位の SmartROC D50 MKII も含まれています。同社では、2023年末までにエピロック製リグを5台まで増強することを目指しています。

これらの SmartROC T40 MKII リグはいずれもホールナビゲーションシステム(HNS)を搭載しており、2023年後半に納入される予定です。

さらに、エピロックの RigScan スキャン技術を用いた定期点検を含むエピロックの ROC Care サービス・メンテナンス契約により、全車両がバックアップされます。

Operator next to SmartROC D50

生産性を大幅に向上

掘削グループ責任者の Přemysl Gromada さんは、最初の SmartROC D50 が同国に到着したことは、Explosia にとって画期的な出来事だったと指摘します。

「全国でも類を見ない DTH リグであり、当社にとっては大成功でした」と彼は言います。「会社のモダナイゼーション(現代化)と投資計画という点で、成功したことに対するご褒美のように感じました。
Přemysl Gromada、掘削グループ責任者

"それ以来、フリートの現代化だけでなく、掘削要員の入れ替えもあって、生産性は約30%向上しました。"

Přemysl Gromada ,掘削グループ責任者

オールラウンドなパフォーマー

エピロックのフリートは、Litice-Plzeň の硬い岩石の採石場で0.3~0.5 m/分のせん孔速度を達成し、平均せん孔速度が1.3 m/分である Velké Hydcice の軟らかい石灰岩の採石場でも良好な性能を発揮しています。

トップハンマー掘削では直径89mm、95mm、102mmの孔を、ダウンザホール(DTH)掘削では直径100mm、105mmの孔を掘削します。通常、穴は深さ 15-20 m まで掘削されます。
Operator with Remote control

全体として、15~29メートルの掘削は30~60分で完了し、掘削作業員たちは満足していると Gromada さんは言います。

 

さらに、彼は続けて言います。「私たちが以前使っていたリグは、最新モデルよりも15年ほど旧式なものだったので、掘削作業員たちはほとんどすべての面で改良を実感しています。しかし、彼らはおそらく、全掘削サイクル自動化DTH、トップハンマーロッド展開サポート、リモートコントロール、ホールナビゲーションシステムなど、自動化プロセスを最も重視しているようです。

「この高度な自動化により、掘削作業員の介入が不要になり、掘削プロセス全体が高速化しています。」

効率性の向上

掘削作業員は、ワンホールオートメーションやホールナビゲーションシステム(HNS)などの機能による効率化の実現を期待しています。同社によれば、まだ始まったばかりであり、全面的な成果の実現は2024年以降になるといいます。しかし、エピロックの Certiq システムを活用したパフォーマンス監視は、すでにその価値を証明しています。

Přemysl Gromada さんは言います。「2021年秋にエピロック製 SmartROC T40とT45 ドリルリグを購入して以来、Certiq を使用していますが、これは当社にとって大きな変化でした。これは、より効率的な生産監視と記録の簡素化に向けた取り組みでした。

「これにより、個々のドリルリグのインプットとアウトプットの概要がより明確になり、計算が容易になりました。」

同じことは、Explosia が2020年後半に掘削作業に採用した「My Epiroc」アプリケーションについても言えます。Gromada さんは、このツールは生産監視や定期的なサービス活動の計画策定に特に役立っていると指摘します。

加えて、同社は全体的な燃費の大幅な改善にも注目しています。以前は、エピロック製 ROC L6 ドリルリグのディーゼル平均消費量は、掘削1メートルあたり約1.9リットルでした。

 

2023年に後継のエピロック製 SmartROC D50 MKII が導入されると、燃料消費量は平均で掘削1メーターあたり0.96リットルとなり、ほぼ半減しています。現在、月平均で約3,000リットルのディーゼルを節約できています。

Operator in cabin

好調な事業運営

過去には、フリーとの老朽化と修理・保守サービスの不足のため、Explosia は掘削プロジェクトを完了させるために、緊急かつ定期的に競合他社に支援を要請する必要があったが、今はその必要はない、と Přemysl Gromada さんは説明します。
 

「この3年間で状況は大きく変化し、今年はチェコ共和国の他社が予期せず納期に間に合わない状況に陥った場合に、私たちが掘削作業を提供できる能力を持つに至った最初の年となりました。


「幸いなことに、Explosia は、現代化と投資なしには、掘削事業で他社と本格的に競合することはおろか、既存または将来の責務を果たし続けることも不可能であることを理解できました。現在は掘削の品質がまったく異なり、はるかに良いレベルとなっています。」

サステナビリティに注力

すべての事業活動において、Explosia は、包括的な持続可能性方針を掲げている企業です。新しい Epiroc ドリルリグを稼働させることにより、掘削チームは燃料消費を30~50%削減しました。

「原材料、エネルギー、生産、その他の資源であるかにかかわらず、持続可能性はすべての人にとって重要です」と Přemysl Gromada さんは続けます。彼は、環境保護について強い個人的なコミットメントを持っていることを誇りに思っています。
 

「エピロックは、私たちの目標達成をサポートしてくれました。主に、新型せん孔機の燃費が旧型せん孔機より良いことから、排気ガスを大幅に削減でき、AdBlue の使用により排出をさらに削減できたことが理由です。この4年間で、Explosia はエコロジーの分野において、資源保護や自然への配慮へと大きく舵を切ったことは明らかです。

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