MINExpo 2016でアトラスコプコが革新的な高性能ドリルリグを発表
MINExpo 2016でアトラスコプコが革新的な高性能ドリルリグを発表
鉱山用機械の一大見本市で、アトラスコプコの新しい超高燃料効率ドリルリグ「SmartROC CL」が脚光を浴びました。SmartROC CLは、2016年12月の世界正式発売に先がけ、この展示会で初公開されました。 ダウンザホール(DTH)掘削技術を採用している世界中の数千の露天採鉱業者は、この新しいリグを大きな前進ととらえることでしょう。設計者は燃料消費量を45%削減し、165 mmドリルビットで平均35 l/hを達成しただけでなく、現在使用されている従来型のDTHリグと比べて、さく孔速度を50%も上昇させています。 SmartROC Clの特長と実現方法 - 様々な機能や操作を駆動するために必要なエンジン出力を、これまで不可能だった方法で制御して最適化できるようになったことで、全体のディーゼル燃料消費量を最小限に抑えることができます。 - COPRODドリルストリングの設計と、最大50 KWの堅牢で高出力を備えた削岩機により、通常ならダウンザホール(DTH)掘削の優れた穿孔品質を組み合わせたトップハンマー掘削でしか実現できない高いさく孔速度を実現します。 さらにこのパッケージには、自動ロッドハンドリング(RHS)、ホールナビゲーションシステム(HNS)、アトラスコプコのBenchREMOTEシステムを使ったリモートコントロールによるリグの操作など、一連のオートメーション化された時間節約機能が装備されています。アトラスコプコのドリル管理ソフトウェアSurface Managerと組み合わせれば、どのような採鉱用途でもご利用いただけます。 製品マネジャーのマティアス・ヒエルペは、次のように述べています。「例えばオーストラリア、南アフリカ、中南米、スカンジナビアのお客様の多くはDTH掘削方式を採用していますが、燃料費を削減しつつ、同時に生産性を向上できる大きなチャンスがもたらされました。まさにすばらしいコンビネーションです」 2017年第1四半期に初出荷される新しいリグは、オーストラリアの採掘業者の手に真っ先に届きます。アトラスコプコオーストラリアのビジネスラインマネジャー、トム・ロスは、「ここではすでに新しいSmartROC CLの需要が高まっており、お客様はその発売を、そして世界初のオーナーになることを、非常に心待ちにしています」と述べています。 中南米でも同様の声が聞かれ、特にチリでは、このリグが高地で優れた機能性を発揮することがわかっているため、とりわけ高く評価されるだろうとアトラスコプコチリのビジネスラインマネジャー、ビダール・マーチンは確信しています。 採掘業者が直面する経済状況がますます厳しくなっている今、運用コストを大幅に削減でき、生産性を向上できるドリルリグは、明らかに検討に値するはずです。 露天採鉱と高級石材採掘を主目的としたSmartROC CLは、孔径115 mm(4 ½インチ)~216 mm(8 ½インチ)で動作します。COPROD式のパワフルな削岩機を選択でき、最大孔深度は42.5 mです。 さらに、SmartROC CLのCAT C13エンジンは2,000 rpmで328 kW(440 HP)の出力を生成し、Tier 3バージョンとTier 4 Finalバージョンの両方がご利用可能です。
詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。
サーフェスアンドエクスプロレーションドリリング部門は、アトラスコプコ土木鉱山機械事業エリアの一部門です。土木工事、地盤工学、採石場、サーフェスさく孔および地下鉱山の各種用途で削岩機および探査掘削機器を開発、製造し、世界各地で販売しています。革新的な製品設計とサービスサポートシステムを重視するアトラスコプコの重点的取り組みを通じて、お客様の付加価値を高めています。主な生産拠点はスウェーデン、イタリア、インド、日本および中国にあります。事業部本部は、スウェーデン、オレブロにあります。
アトラスコプコがSustainable Intelligent Mining SystemsのためにEUのイニシアチブを調整
2016年12月14日
2016
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プレスリリース
アトラスコプコのさく岩機ABが、Sustainable Intelligent Mining Systems(SIMS)に関する欧州コンソーシアムのコーディネーターに任命されました。この掘削業界のイニシアチブは、EU最大の研究およびイノベーションプログラムであるHorizon 2020によって設立されました。持続可能な経済成長を促進するために設定されたHorizon 2020は、ヨーロッパのリーダーおよびEU議会の政治的支援を受けています。この素晴らしいイニシアチブの目的について詳しくは、
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