2018年、Apatit社は、3台のSimba長孔さく孔機にエピロックのTeleremoteオプションを設置し、キーロフスク支社のドリルユニットをリモートで制御および監視するためのABC TotalおよびCertiqテレマティクスシステムを導入しました。また、パイロットプロジェクト中に、特殊なリグコントロールステーションを地上に設置しました。
スマート機能とオートメーション化されたプラットフォームが、6th Senseによって可能になりました。6th Senseは、オートメーション化、システム統合、情報管理を通じて顧客のバリューチェーンを最適化するEpirocのテクノロジーです。6th Senseにはシステム接続性が備わっており、相互運用性を利用して、運用コストを抑えながら生産を高めるオートメーション化の可能性を最大限に引き出します。
伝統的に、坑内での生産掘削は、各リグの地下のオペレータによって制御される特別な機器を使って行われてきました。エピロックのソリューションを使用すると、複数の長孔さく孔機の操作を、地上の制御室にいる1人のオペレータと、地下にある1台のドリルランナによって制御できます。制御室のオペレータは、Simbaドリルリグに取り付けられたビデオカメラを使用してプロセスを管理します。リグに組み込まれたセンサは、コントロールダッシュボードにデータを送信するので、オペレータは、パフォーマンスとステータスをリアルタイムで監視できます。
「オペレータは、1台のマシンではなく、一度に6台の掘削リグを制御ステーションから制御しています。そして、10月1日から、同じ制御ステーションにいる2人目のオペレータが、さらに4つの掘削リグを制御します。現時点で、これは長孔さく孔機の世界最大の遠隔操作プロジェクトです」と、Apatit JSC社のキーロフスク支社の生産エクセレンス部門の責任者であるアルチョム・ヤコブレフ氏は述べています。