サラニ – 予算とスケジュール
サラニ – 予算とスケジュール
2015年5月15日
"2つのトンネルはカットアンドカバー工法を使用して掘削され、サラニを含めて残りの3つは旧式のトンネルです。"
このプロジェクトではアゼルバイジャンの政府から3億7千万ユーロを借り入れ、そのうちの4100万ユーロがサラニトンネルの建設に割り当てられました。
サラニはツインチューブトンネルです(883 mと887 m)。2013年3月に始まった建設は、2015年末までに完了する予定です。
"地質の状態のために前倒しは困難ではありますが、現在のところ、予算内におさまっており、スケジュールも予定どおりで、プロジェクトの終了まで余裕があることが予測されています。"
Kovacˇevc´氏は、地面がSerbian Serpentine(水に接すると柔らかくなる変化するタイプの岩)で構成されているため、ここの地質はあらゆる形式での地下での作業が困難であると説明しています。「実質的には泥に変わります」と彼は述べ、掘削を迅速に行うためのさく孔や発破のテクニックを利用するには岩の質が不十分であると付け加えています。
岩層内の変化は当然ながら課題となるのです。
"20 m、50 mあるいは100 m以内に、さく孔や発破を使用する比較的良質な岩がある1つのエリアから、その他の方法を利用する必要がある非常に柔らかい岩があるエリアに容易に変化しています。"
さく孔と発破
「また、スチールアーチ、プレキャストコンクリート、2層のワイヤーメッシュも使用します」とKovacˇevc´氏は続けます。良質な岩では、1層のみが必要であるか、ワイヤーメッシュを使用する必要がありません。「運が良ければ、ショットクリートに必要な厚みが20 cmのみですが、30 cmになることもしばしばです」これは地質が貧弱であることを証明しています。
サラニでは、3つのアトラスコプコのUnigroutグラウトプラットフォームを導入しています。そのうちの2つはUnigrout Flex M E22です。トンネル内の換気は、アトラスコプコの1400 mの柔軟なダクト装置によってファンが設置されることによって行われます。