エピロックがチェコの掘削サービス改善の中心に
2023年6月20日
2023 砕石 鉱業 SmartROC D50 海外 明かり掘り サーフェスアンドエクスプロレーションドリリング部門 顧客事例
Explosia は、チェコ共和国各地の採石場で、掘削性能と持続可能性を新たなレベルに引き上げています。
2021年11月26日
モントリオールのサウスショアにある石灰石の採石場で、掘削・発破業者のFDDF社は、より深く掘削する必要性を認識し、ケベック州に本拠地を置く同社は、新しい掘削技術の探求を始めました。 北米の販売代理店は適切な技術を提供できなかったため、社長のDavid Habib氏とパートナーのGuillaume Ayotte-Pinard氏、Simon Forget氏は、ヨーロッパと日本に目を向けることにしました。
その結果、ヨーロッパの採石場で広く使われているものの、大西洋の向こうではほとんど知られていないドリルリグ、エピロックのSmartROC C50に出会いました。 SmartROC C50は、ユニークな COPROD技術を使用して、厳しい条件下で速度、効率、安全性を実現します。 ドリルサイクルは完全に自動化されており、穴の深さや角度を適切に調整するにあたって、オペレーターへの依存度が低くなっています。
SmartROC C50ドリルリグ は、リアルタイムで掘削ログを作成するので、掘削が終わるとすぐに、孔の直進度や岩盤の各部分の硬度が分かります。 この情報があれば、各孔に爆薬を正確に装填することができます。 発破の精度が高ければ高いほど、その安全性は高まり、飛石の数は減ります。」
Fモントリオールのサウスショアのような人口の多い地域では、DDFは住宅地の近くで操業することになり、騒音や振動のレベルをコントロールし、飛石を抑制することが特に重要です。
またHabib氏は、SmartROC C50リグに搭載されたHNS(Hole Navigation System)を高く評価しています。これにより、ドリル担当者は切羽で怪我をすることなく、正しいドリルホールの位置を自動的に見つけることができます。
"顧客に提案書を提出した際、SmartROC C50システムの安全性によって、契約の獲得につながりました。 それが、競合他社よりも優位に立つ要因となりました。"
しかし、このリグの市場は、採石場だけではありません。
FDDFは、モントリオール市の地下にある高速道路のトンネルを掘る契約も獲得しました。 トンネルの両端にある深さ25mのシャフトの輪郭に沿って、孔曲がりは許されないため、ここでもSmartROC C50ドリルの精度が重要な利点となりました。
Habib氏によると、SmartROC C50と従来のドリルリグの違いは、F1レースカーと通常の自動車の違いに似ていると言います。 FDDFのおかげで、掘削の時間が短縮され、顧客からも精度と安全性が高く評価されているため、追加の資本コストを補って余りある成果が得られています。
FDDFはHabib氏にとって3番目の掘削・発破企業です。 彼は、2015年に、前オーナーであるDaniel Fortin氏から会社を買い取りました。 それ以来、FDDFはハイシーズンには6人だった作業員が、現在では35~40人にまで増えました。 同社の収益は、同時期に約7倍に拡大しました。
FDDFは過去3年間、新技術に多額の投資を行ってきました。 掘削・発破を専門とするFDDFは、SmartROC C50の他に、エピロックから2台目のジャンボリグと、日本から2台のロックスプリッターを購入しました。
「これらの幅広いツールにより、サービスを拡大することができます。」
FDDF は、エピロック製のドリルリグのみを使用しています。 約12台のリグの中には、建設プロジェクトや中規模の採石場用のFlexiROC T40トップハンマードリルや、採掘やトンネル工事を行うBoomer 282フェイスドリルリグなどが含まれています。
「優秀な発破専門家であれば、まずは良いドリルリグを探すことが重要だと言うでしょう」とHabib氏は言います。 「私たちの会社では、「une foreuse est jaune」(ドリルリグは黄色)という表現があります。」