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PowerROC T35  in Vietnam

イエン・ビン・セメント社は、ベトナムで初めて PowerROC T35 MKII を導入したことで、先駆者としての地位を確立しました

イエン・ビン・セメント社は、ベトナムで初めて PowerROC T35 MKII を導入したことで、先駆者としての地位を確立しました

ロッドの折損から、安定した生産へ:イエン・ビン・セメント社(Yen Binh Cement)が燃料費とダウンタイムを削減した方法

2026年4月16日

事業拡大を伴う新たなプロジェクトが控えていたため、イエン・ビン・セメント社は、信頼性を損なうことなく、掘進速度を向上させ、メンテナンスコストを低減できるソリューションを必要としていました。
Manager at Yen Binh Cement in front of  PowerrOC T35

イエン・ビン・セメント社の設備マネージャー、Pham Van Hien

私たちは、燃料効率および生産性という2つの最大の課題を 解決できるマシンを探していました。私たちに必要だったのは、ただ懸命に働くのではなく、よりスマートに作業ができるリグでした。」 イエン・ビン・セメント社の設備マネージャー、Pham Van Hien


イェン・ビン・セメント社は、ベトナムのラオカイ省にある人里離れた石灰岩採石場を運営しています。厳しいコストおよび生産量の目標のもと、セメント製造用の原料を供給しています。この現場の岩盤は、亀裂が多く不均一であり、クローラードリルへの負担が大きく、ドリルリグにも過酷な環境となっています。こうした状況下では、ディーゼル燃料が1リットル余分に消費されるたびに、また予期しない稼働停止が1時間発生するたびに、利益率が直接に圧迫されることになります。

長年にわたり、同社は、Epiroc PowerROC T35 MKI など、さまざまな機種を混在させた機械群を運用してきました。T35MKI は堅実な製品品質と信頼性で定評がありましたが、過酷な地質条件により、ロッドの折損が頻発し、掘進速度にばらつきが生じ、機械群全体にわたって保守費用が増加していました。

課題:亀裂のある地盤、ロッドの破損、コストの増加

ラオカイ省の地質的条件が、多くの運用上の問題の根本原因となっていました。亀裂の多い石灰岩のため、ドリルロッドへの抵抗が頻繁に変化し、これがドリルロッドに負荷をかけ、ロッド破損のリスクを増加させていました。ロッド折損は、機材の消耗を招くだけでなく、発破作業のスケジュールを乱し、下流工程のセメント生産に遅延を引き起こしました。


燃料消費量もまた懸念事項の一つでした。採石場が人里離れた場所にあり、岩石の性質も多様であるため、掘削機は必要以上に高いエンジン回転数で稼働することが多く、その結果、ディーゼル燃料の消費量と総所有コストの増加を引き起こしていました。


部品へのアクセスが困難だったことや、技術者の移動や部品の輸送に時間がかかることなどが重なり、メンテナンスはさらに複雑なものとなりました。


遠隔地で熟練のオペレーターを確保することも、大きな課題となっていました。そのため、イエン・ビン・セメント社は、操作が容易で、安全性が高く、オペレーターの疲労を軽減できるドリルリグを探す必要に迫られました。

"私たちは、燃料効率と、生産性という 2つの大きな悩みを解決できるマシンを探していました。"

Pham Van Hien, Equipment Manager, Yen Binh Cement

エピロックによるアップグレードを決めた理由は、 低リスク、高リターンであったことです。

PowerROC T35 MKI で信頼感を強くしたイエン・ビン・セメント社は、大規模な設備更新において、リスクの少ないパートナーとしてエピロックを選択しました。燃料消費量を大幅に削減し、オペレーターインターフェースを刷新した新型 PowerROC T35 MKII を導入したことで、コスト面と人的課題の両方に同時に取り組む道が開かれました。


このリグは、高い稼働率を実現するよう設計されており、主要部品へのアクセスが容易で、衝撃エネルギー伝達が最適化されているほか、掘削1メートルあたりの燃料消費量が極めて少なくなっています。

主な決定要因は次のとおりです:

●       自動エンジン速度制御と、エンジンの回転数をリアルタイムのせん孔状況に合わせて調整する高効率な PowerROC 制御システムにより、低燃費を実現しています。​

●       せん孔速度の向上、メンテナンス間隔の短縮、亀裂のある地盤での安定したせん孔により、生産性が向上します。

●       視認性の向上、大型タッチスクリーンインターフェース、自動化機能を備えた新型キャビンにより、より簡単かつ安全な操作を実現しています。​

●       油圧レイアウトの再設計、エンジン、クーリングユニット、およびメイン制御弁へのアクセス性の向上、集中自動給油システムにより、メンテナンスがより容易かつ低コストになりました。​

●       充実したアフターサービス体制(迅速な部品供給、エピロックのフリート監視ソリューション「Fleet+」によるリモート監視など)。​

実用化:迅速な導入と予測可能なせん孔

Operator in front of PowerROC T35

イエン・ビン・セメント社のオペレーター、Nguyen Van Huu(PowerROC T35 MKII の前で)

新しいリグの試運転は、エピロックの専門家が現場で支援して行われました。オペレーターの訓練と、ラオカイ省の亀裂の多い地盤に対応できるようにリグをセットアップすることの両方に重点が置かれました。


Nguyen Van Huuさん(オペレーター)によると、「… 新型キャビンに搭載された直感的なタッチスクリーン、視認性の向上、快適性により、迅速な導入が可能となり、操作の安全性も向上しています。自動化されたせん孔と先進的なロッド操作により、作業を簡素化し、疲労も軽減されます。予測可能で信頼性の高いせん孔が可能となり、計画の策定が容易になり、ダウンタイムも抑制できます。」


一方、技術者たちは、油圧システムの再設計、主要部品のメンテナンスが容易になった点、自動集中給油システムを高く評価しています。

結果:燃料消費量を30%節約、稼働中断の減少、利益率の向上

PowerROC T35 MKII が本格生産に入ると、イエン・ビン・セメント社は、稼働開始後わずか1週間で、目に見える性能向上を実感し始めました。


設備マネージャーの Pham Van Hien さんによると、「… 1メートルあたりの燃料消費量は、前世代のリグと比較して、約30%減少しています。通常の生産量であれば、毎月約2,200ドル(USD)のコスト削減に相当します。掘進速度の向上と安定により、せん孔サイクルが短縮され、発破スケジュールの予測可能性が高まりました。ロッド折損が少なくなることで、予期しないダウンタイムも減少しています。」

 

PowerROC T35 with operator in Vietnam

未来を見据えて:成長への基盤

イエン・ビン・セメント社は、ベトナムで初めて PowerROC T35 MKII を導入したことで、先駆者としての地位を確立しました。新型のドリルリグは、イエン・ビン・セメント社にとって、将来の成長に向けた基盤となり、運用コストの削減、生産性と安全性の向上をもたらしています。


ラオカイ省での経験は、適切なリグと、迅速なサポートと実用的なデータの支援を受けることで、過酷な環境下でも、予測可能で収益性の高い運営へと転換できることを示しています。イエン・ビン・セメント社にとって、ロッド破損とコスト変動に苦しんだ状況から、安定した予測可能な生産体制への移行は、 生産性を向上させつつ、燃料消費量を削減するように設計されたリグにアップグレードするという、明確な決断から始まったのです。

 

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