記録破りのSmartROC CLでお客様のビジネスの競争力を強化
2017年1月13日
– さく孔速度を最大50%向上*
– 最大216 mmの高い生産性の孔掘削*
大きな可能性を秘めた素晴らしい成果SmartROC CLは東フィンランドに送られ、作業環境と掘削条件の両面において、過酷な条件で厳しい試験が実施されました。このフィンランドの試験場は北半球最大のリン灰石の原産地にあり、リン灰石はモース硬度10段階中ランク5の鉱物に規定されています。これは、SmartROC CLの複数の目標市場よりも要求が厳しい環境でリグが優れた性能を発揮したことを意味します。多くの露天採鉱では、これよりも生産材料の硬度が低いため、非常に優れた性能結果を期待できます。マティアス・ジャルペは、アトラスコプコでSmartROC CLとSmartROC CLの試験を担当する製品マネジャーです。「アトラスコプコのフィールドテストが厳しいことは極めて重要です。」とジャルペは述べています。「物事がうまくいかないときこそ、その原因を探り、改善できるチャンスがあるのです。私たちは、困難な状況の中、このような成果を得られると非常に満足感があります。」ジャルペは続けます。「ここで得られた結果がアトラスコプコのお客様にとって実際に役立っていることを知り、嬉しく思います。」
運用コスト削減と収益向上を実現するドリルリグフィンランドでの厳しい試験も終盤に差し掛かり、新シリーズのSmartROC CLは驚くべき数字を示しました。燃料消費量は当初の目標を大幅に下回り、さく孔速度も従来型のDTHリグよりも最大50%上回りました。試験中に記録された平均のさく孔速度は1メートル/分(165ミリメータードリルビット)を超えました。フィンランドのような過酷な状況でも、SmartROC CLは低燃費で驚くような生産速度を維持できます。
COPROD技術で競争優位性を向上
ジャルペの説明によると、SmartROC CLはリグのエンジン出力を最適化し、アトラスコプコの特許取得済みCOPROD技術を利用して、高いさく孔速度と精度を可能にすることで、競合他社にはない優れたリグを実現しています。「オーストラリア、南アフリカ、中南米、スカンジナビアなどの地域のお客様の多くはDTH掘削方式を採用していますが、燃料費を削減しつつ、同時に生産性の向上が可能になりました」と、ジャルペは指摘します。「採鉱業界にとって現在の経済状況はますます厳しくなっているため、SmartROC CLのような低燃費の高効率ドリルリグはきっと役立つでしょう。」