エピロックの油圧ブレーカが、ゲルゼンキルヒェン・ショルヴェンにおける発電所解体の道を開きます
2025年9月24日
Regrata 社と Uniper 社は、大規模な解体プロジェクトを開始し、ドイツのエネルギー転換をサポートします
気候に優しいエネルギーの未来に向けた重要な一歩として、ゲルゼンキルヒェンに所在するショルヴェン石炭火力発電所における F ブロックの解体作業が現在進行中です。このプロジェクトを主導するのは、Regrata Abbruch und Recycling GmbH & Co. KG です。同社はマッテイグループの企業であり、Uniper Kraftwerke GmbH 社から受託をして作業を実施しています。技術的な実行方法の中核をなすのは、先進的な機械の導入であり、新たに導入されたエピロック製 HB 5800 油圧ブレーカーもこれに含まれます。
産業の中心地から未来のエネルギー拠点へ
エピロックの HB 5800 油圧ブレーカの正式な引き渡し。写真左から右へ Torsten Treger(エピロックの北部地域セールスマネージャー)、Björn Bassen(Regrata 社の認定オフィサーおよびシニアサイトマネージャー)、Cedric Alexander Drewenstedt(Regrata 社の重機オペレーター)。
ショルヴェン発電所は、ルール地方のランドマークとして1世紀以上にわたって活躍してきました。この発電所は、もともとショルヴェン炭鉱に電力を供給するために建設されました。1960年代から1970年代にかけて、2,126 MWの設備容量を誇るヨーロッパ有数の石炭火力発電所へと発展しました。F ブロックは1979年に稼働を開始し、2014年に廃止されました。
F ブロックの解体は、この発電所における重要な転換点です。水素対応設計の新しいいガス・蒸気タービン発電所(GuD)の建設計画が進められています。この進展は、ショルヴェンを、将来を見据えたエネルギー・技術拠点として位置づけるものです。
高性能技術:エピロック HB 5800 がその威力を発揮
"エピロックの HB 5800 は、この技術的な要求の厳しいプロジェクトで Regrata 社をサポートします。こうした複雑な作業を処理するための重要な要件として、パワーと信頼性を兼ね備えています。だからこそ、Regrata 社は長年にわたってエピロックの油圧ブレーカを信頼してきたのです。"
複雑性に対応する精密性
エピロック HB 5800 油圧ブレーカが、ショルベン発電所敷地内で初打撃を加えます。
プロジェクトの範囲には、F ブロックの発電設備及び補助システムの完全な解体が含まれます。エピロック製ブレーカに加え、Regrata 社は、最大175トン級のロングリーチ掘削機、クローラ式ラティスブームクレーン、大容量破砕・圧縮システムを導入しています。マッタイグループの一員でもある Thüringer Sprenggesellschaft は、爆破技術を用いた特定構造物の計画的な解体を担当しています。
技術・物流面での課題にもかかわらず、プロジェクトはスケジュール通りに進行しています。作業期間は2024年4月から2026年9月までです。
未来を見据えて:水素対応のエネルギーインフラ
詳細については、下記担当者にお問い合わせください。
エピロックは、鉱業と建設業のお客様と協力するグローバル生産性パートナーであり、持続可能な社会への転換を加速します。エピロックは、画期的な技術により、革新的で安全かつ持続可能なドリルリグ、岩盤掘削や建設業界向けの製品とツールを開発・生産しています。また、世界クラスのサービスとアフターマーケットサポート、さらに自動化、デジタル化、電動化のためのソリューションも提供しています。エピロックはスウェーデンのストックホルムに本社を置き、2024年の売上高は640億スウェーデンクローナ。約19,000人の熱意ある従業員を擁し、約150か国のお客様をサポートし、協力関係を築いています。詳細は、www.epirocgroup.comをご参照ください。
エピロックのアタッチメント部門は、掘削機アタッチメント、地中掘削ツール、油圧ハンドヘルドツールを開発、製造、販売しています。これらの製品は、建設、インフラ、解体、リサイクル、採鉱の各分野で活用されています。アタッチメント部門は関連サービスも提供しており、4大陸に生産施設を保有しています。販売製品については、www.epiroc.comをご参照ください。