2023年4月17日
エピロックは、スウェーデンに本社を置く建設機械のグローバルサプライヤーです。2023年3月14日から18日にかけてラスベガスで開催される今年の CONEXPO-CON/AGG 展示会で、エピロックは、世界の建設業界のリーダーとして先陣を切ることになるでしょう。今年の出展者の共通テーマは、より簡単、より高速、より効率的な建設作業の実現に貢献する技術革新を紹介することです。
エピロックは、最新の製品群を揃えて、ステップアップを図ります。これらの製品には、次のものが含まれます。SmartROC シリーズの新たな進化を示す2台の新しいサーフェスドリルリグ、2台のスマートグラウティングシステム、新しい DTH(Down-The-Hole)ハンマー、新しいV字型ドラムカッター、新しいデジタルツール、関連アフターサービスソリューションなどです。
これらの製品はすべて、より持続可能、効率的、そして環境に優しい建設産業を目指した変革を加速させるように設計されています。
製品展示には次のものが含まれます。
SmartROC T25 R: SmartROC T25 R は、新しいプラットフォームで構築された無線遠隔リグで、いくつかの役を立てる機能を備えています。そのすべてを、発売前のリグにおける機能として紹介します。卓越した作業範囲、優れた地形安定性、用途の多様性などが含まれます。リグコントロールシステム(RCS)と未来志向のデジタル機能により、リグの効率性を高め、燃料節約を通じて気候変動への影響を軽減することができます。
SmartROC T40: 採石・建設用の先進的なトップハンマーリグ「SmartROC T40」のアップグレード版は、同クラスの他のディーゼル油圧式リグよりもディーゼル消費量が少なく、過酷な掘削条件下でも優れた性能を発揮します。リグのクラス最高レベルの燃料効率により、環境負荷とコストを低減します。さらに、掘削の一貫性と生産性を向上させる拡張された自動化機能など、生産性を高めるスマートな機能やオプションも備えています。
新しい DTH 5 ハンマー: DTH 5 ハンマーは大幅なアップグレードが行われ、シフトあたりの掘削距離を増やし、あらゆる種類の岩石や作業に対応するために必要な多用途性を実現します。12種類の設定が可能で、従来品と比較してせん孔速度が5%向上し、約10%長持ちする設計になっています。オペレーターにとっては、時間のかかる重労働となるツール交換を減らすことで、より生産的で収益性の高い作業時間を確保することができます。
エピロックは、1月に新しい DTH ドリルビットを発売し、ダウンザホールの掘削の新時代を告げました。新しい設計と新しいエピロックカーバイドの使用により、これらのドリルビットは生産性と収益性を向上させ、オペレータの日々の作業が向上します。
Unigrout フレックス M: 土木工事の注入グラウチング向けの、コンパクトで、柔軟性があり、信頼性の高いグラウティングシステムです。このシステムは、ミキサー、撹拌機、注入ポンプを含む手動操作のグラウティングプラットフォームで構成されています。コンパクトなオールインワン設計のため、作業現場でのユニット移動が容易であり、また、わかりやすいマニュアルシステムにより、グラウト注入時に正しい圧力と流量を確保できます。
Unigrout M2 S: この改良型ユニットは、デジタル化と自動化により、グラウティングの限界を押し広げます。Smart シリーズに搭載された自動化機能により、土木建設作業で完全な接続性を実現し、制御を行うことができます。これにはエピロックのリグコントロールシステム(RCS 5)が組み込まれており、ユニットの操作だけでなく、記録されたデータを使って最大限のパフォーマンスを発揮することができます。Unigrout M2 S と地表または地下の掘削装置を接続することで、孔からグラウトまでの全プロセスをデジタル化する基盤が構築されます。
グラウティング(MWG)時のすべての測定データは、切羽ドリルリグの掘削中(MWD)測定データとともにリグ制御システムに保存されます。エピロックの地下管理ソフトウェアは、このデータを組み合わせて明瞭かつ有益なレポートを表示します。これにより、オペレーターはグラウティングプロセスの全体像を把握し、完全にコントロールすることができ、より安全な作業環境を実現することができます。
VC 2000: また、最大40%の省エネを可能にするエピロック製のトレンチ・採石用V字型ドラムカッター(最新型)も展示されます。フラットな底面でカットできる先駆的なV字型デザインにより、ドラムの間に素材を残さずカットすることができます。
平らな溝を掘削するために通常のドラムカッターでは左右に動かす必要がありましたが、キャリアアームに負担がかかっていました。VC 2000 では、その必要はなく、まっすぐに走行するだけで同じ結果を達成できます。基本的にバケットと同じように動作させれば良いので、使いやすく、運搬しやすく、エネルギーと時間を大幅に節約できます。
VC 2000 にはさらなる業界初の HexPicks が採用されています。六角形の形状は単純な変更のように思えるかもしれませんが、実際には、日常メンテナンスを簡単、迅速、低コストにする独創的なイノベーションです。ポイントは、HexPicks の着脱や交換を六角レンチで素早く簡単にできることです。
エピロックは、HexPicks は耐久性も高く、他の競合製品よりも最大 20% 長持ちすると報告しています。HexPicks にはエピロックの QuickSnap 保持システムが搭載されているので、通常のサークリップやノックオン式リテーナーと比較して 50% 以上も時間を節約できます。
My Epiroc: My Epiroc は、オペレーター、フリート管理者、バイヤー、技術者などの建設専門家が、よりスムーズで効率的に作業できるようにするためのデジタルプラットフォームです。このツールは、管理者が車両とその整備の必要性を把握し、注文状況の追跡や故障発生時のフォローアップを簡単に行うことができるようにします。これにより、マシンや同僚から報告された情報をもとに、自信を持って正しい判断をすることができます。モバイル端末でオフライン対応の Mobile Companion アプリを使用するか、または Web ブラウザを使用して、情報にアクセスすることができます。
CONEXPO-CON/AGG の来場者は、まもなく発売されるフリート・モニタリング・ソリューションもご覧いただけます。これは、My Epiroc から簡単にアクセスできます。
Mobilaris トンネル掘削インテリジェンス: 計画データ、作業進捗データ、資産・人物追跡を統合し、トンネル掘削現場の意思決定を支援するシステムです。最新のアップグレードにより、ネットワークインフラを拡張することなく、これまで以上に高い位置精度を実現することが可能になりました。
トンネル掘削プロジェクトはどれもユニークで、さまざまなベンダーや世代の機器で構成されているため、このシステムは、異なる技術のデータを1つのシステムに統合することで、トンネル掘削における新しいスタンダードを確立します。新しい Mobilaris Companion タグは、人、車両、移動資産の位置をピンポイントで特定するために使用できます。
トンネル内では、5G、WiFi、LTE ネットワークに接続された低エネルギー Bluetooth(BLE)によって、屋外では GPS によって、測位が行われます。すべてのタグがシステムに接続され、可視化・サポートされることで、特に避難が必要な場合など、作業員一人ひとりの安心感が高まります。また、5G やウルトラワイドバンドにより、これまで以上に高速かつ正確な接続が可能です。
RCT: エピロックが最近買収した企業の一つである RCT は、展示ブースで、自動化、トラフィック管理、データ分析、車両管理ソリューションを紹介する予定です。RCT は、そのオープンな設計思想で知られており、どのメーカーのモバイルフリートやデータソフトウェアプログラムにも対応できるようなシステムを構築しています。RCT スペシャリストが、建設、軍事、鉱業、林業などの業界で実績のある ControlMaster、SmartTrack、EarthTrack、Muirhead のソリューションを紹介します。
詳細については、下記担当者にお問い合わせください。
プロジェクトマネジャー – ブランドコミュニケーション
電話番号:: +46 (0) 72 083 6011
電子メール: anders.bromsjo@epiroc.com