エコ農業プロジェクトが選んだ、環境に優しい潤滑油を用いたエピロックブレーカ
2019年12月26日
環境に配慮した農業経営を行うボスニア・ヘルツェゴビナの企業、AgroHerc Organic Agriculture社は、有機オリーブの植樹の際に、Epiroc HB 2500およびHB 2000油圧ブレーカを使用して土地の準備を行っています。エピロックブレーカは、その低重量と優れた性能が理由で選ばれることが多くありますが、このプロジェクトにとっては、機械に使用されている潤滑油、つまりエピロックのバイオチゼルペーストも重要な要因です。専用に開発されたこのグリースは、環境の影響を受けやすい用途においての使用が欧州委員会によって認められており、エピロックの環境保護に対する積極的関心を示す一例でもあります。
ボスニア・ヘルツェゴビナの都市チャプリナは、アドリア海沿岸から20 km離れたネトレバ川沿いに位置しています。この地域は全体が丘陵に囲まれており、訪れる人に息をのむような美しい景色を見せてくれます。
すべての製品にEU-Ecoフードラベル
有機農業に大規模投資を行っているAgroHerc Organic Agriculture社は、チャプリナ郊外の丘陵地に、広い面積を持つプランテーションを保有しています。同社の生産物には、EU-Ecoフードラベルが誇らしげに付けられています。このラベルは、環境配慮製品に指定される農作物や食品の生産方法に関する欧州連合の規制に、あらゆる面で適合していることを示しています。AgroHerc Organic Agriculture社は既に、欧州、米国、そして日本市場でECOCERT認証を取得しています。
同社は、有機栽培の果物、オリーブ、ザクロ、そしてムギワラギクを毎年約2,000トン生産します。ムギワラギクが黄色い花を咲かせる6月になると、その畑は特に人目を引きます。花や葉は収穫され、エッセンシャルオイルやフラワーウォーターの生産に使用されます。
EU-Ecoラベルの付いた潤滑油
ムギワラギクの畑に隣接する場所では、有機オリーブの木の大規模プランテーションを作るために土地の準備が行われています。ここでは、地面にある岩を砕くために、インテリジェント保護システム(IPS)を組み込んだエピロックの大型油圧ブレーカHB 2500が2台、HB 2000が1台使用されています。これらは、効率良く1日当たり10~15時間稼働し、植樹する約140万m2の畑の準備で重要な役割を果たしています。
エピロックブレーカの中では、摩耗ブッシングがエピロックのバイオチゼルペーストによって潤滑されています。このペーストには、環境の影響を受けやすい用途に適していることを示すEU-Ecoラベルが付いているため、AgroHerc Organic Agriculture社のプロジェクトにとっては理想的です。エピロックのすべての油圧ブレーカで使用されているエピロックのバイオチゼルペーストは、容易に生分解される合成エステルをベースとしており、水中での破砕などあらゆる用途に適しています。
AgroHerc Organic Agriculture社は、エピロックブレーカの性能と品質に非常に満足しており、エピロックの純正消耗品だけを使用していると述べています。同社のこの満足度は、信頼度の高いエピロックのローカルサービスサポートの賜物です。このサポートは、カカニの街を拠点とするエピロックのローカルビジネスパートナー、OHS社によるものです。