Rigs at Ravenswood mine

鉱山を形作った町

2023年11月23日

レイブンズウッドは 150年以上にわたり、金を掘り出してきました。 しかし、このオーストラリアの小さな町は、非常に近代的でコミュニティ志向の採掘スタイルと、革新的なエピロックのブラストドリルの良い感化を受けています。
Ravenswood builing

植民地時代の古き木造ハウス。 おしゃれな連邦国家風のレンガ造りのパブ。 丈夫なブーゲンビリアとポインシアナの木。 ラヴェンズウッドはオーストラリアの小さな田舎町と大きな違いはありません。 しいて言えば、その南側から、巨大な高い壁の堤防があります。 北側から街へ向かうと、30メートルぐらいの高い本立てのようなものが見えてきます。 幹線道路のなだらかなカーブを東にそして南に辿ります。

 

古い軍の終結地や交易場が小さな都市へと成長した鉱山の町もあります。 しかし、レイブンズウッドと金鉱との関係は、ほとんどの町よりも共生的なものです。 作られてから1世紀半経っており、鉱山が変われば、それに合わせてこの美しい小さな町も変わってきました。

 

最近の変革は、2020年後半にバックリーフ・ウェスト・ピットを開設したことで起こりました。 市内からわずか数百メートルのところで、1日24 時間稼働します。 騒音と軽度の汚染をカットする巨大な高壁と、この現場のために特別に開発された、壁を越えて機能する新しいエピロックのブラストドリルを説明します。

 

Overview Rawenswood mini

1868 年に探鉱者が初めて砂金を求めてこの地域に集まったことから、レイブンズウッドで鉱業がはじまりました。 今日では、毎年200,000 オンス(5.6トン)以上の金を生産する目的で、レイブンズヴッドゴールドが運営する巨大な露天掘り作業が行われています。 しかし、このような都市に近い場所での採鉱には、環境において厳しい制約があります。 Buck Reef West の掘削担当者、エピロックの長年の顧客である Roc-Drill 社は、厳しい騒音要件のもとでせん孔作業を続けなければなりませんでした。

 

「他の金鉱との違いは、私たちが直面する環境への影響です。特に町が近くにあって、この状況が他の金鉱と一線を画しているのです」と、ニゲル・デベス社の Roc-Drill 社長は語ります。 「このため、騒音抑制に関する KPI や、[レイブンズウッド ゴールド] が鉱山の認可を満たすためにしなければならないこと」

騒音制限

課題には 2 つの側面がありました。 Roc-Drill 社では、騒音の制約を満たすせん孔機を調達するだけでなく、パンデミックにより収縮したグローバルサプライチェーンという観点から契約上の測定要件を満たすために十分な設備を用意する必要がありました。 デベス 氏と彼のチームは、ニュージーランドに行く予定であった 3 台のエピロック SmartROC T40 リグをすぐに迂回させ、新しいピットでの作業を開始するために騒音低減キットを取り付けました。 このキットは、革新的な 騒音軽減によりせん孔時の騒音10 デシベル軽減し、ドリルロッドの継ぎ足し回収も可能です。 Roc-Drill 社では、今後同じ騒音抑制機能を備えた高性能のドリルが必要でした。

 

「T40 との契約を始めることができました」とデベス氏は言います。 「しかし、サイズに関しては、最適なドリルではありませんでした。 より大きなドリルがよかったのです。 油圧ドリフタは同じままにしたいと思っていましたが、もっと大きな集塵機を使いたかったです。」

 

最終的に35年取引のあった会社、エピロックにアプローチしたのはデベス自身で、ソリューションを提案しました。

 

「T40 のフロントエンドを T45 のバックエンドに設置できないのはなぜでしょうか?と聞きました。」とデベス氏は言います。 「彼らは「それをしない理由はないです。素晴らしいアイデアですね。 やってみましょう」

ハイブリッドソリューション

Roc-Drill 社と連携した東オーストラリアデービッド・グリーン社のアカウントマネージャー、オーストラリアのサーフェイス事業部のビジネスラインマネジャー、クレイグ・マーシュは、スウェーデンの Örebro でエピロックの製品会社と連携し、T40 用に設計されたブームアセンブリと騒音低減キットを開発し、より大きな SmartROC T45 キャリアに取り付けるソリューションを開発しました。 この新型リグは、250 キロワット対 168 キロワットのエンジン、さらに14 m3/min 対 9.2 m3/minのコンプレッサという高い性能を備え、T40 の比較的軽量な騒音低減キットを装備しています。 改造された T45 はせん孔性能や生産性に支障をきたさず、クラス最高の燃料効率と排出量を維持し、環境認証をさらに高めます。

 

「騒音に大きく影響します」と、エピロック マウントイサおよびタウンズビル地域マネジャーのシュトワート・プリンスは言います。 「特にまだ夜中は。 ノイズ制限のないリグとの違いがわかるのは、そんなときです。

 

「オーストラリア北部の騒音低減ドリルはそれほど多くありません。お客様が必要ないからです。 特に問題のない環境にいます。 しかし、もちろん、これはレイブンズウッドにとって重要です。 街のすぐそばでせん孔をしているから」

 

バック・リーフ・ウェスト・ピットの内部は、パブやコテージとは対照的に、堤防の至るところに立っています。 Roc-Drill 社を含むレイブンズウッドゴールドとその請負業者は、数か月のうちに、長いフラットな採掘ピットを効率的にクリアしました。 Roc-Drill 社のエピロックの T40 および T45 ブラストドリルは、南に向かって景色を横切る道を切り開き、その後ろにはせん孔機がピットの最近発破されたセクションからダンプトラックに無限に積んでいます。 この活動をすべて見ると、レイブンズウッド・ゴールドの鉱山に対する野心がよく理解できると思います。

 

オペレータ クレイグ サックスビーは、ピットの加工から時間をかけて、騒音低減処理された SmartROC T45 の能力を実証します。 騒音低減キットは驚くほどシンプルなキットです。マスト組立品を格納する、油圧で作動する垂直のハッチシリーズです。

 

「特に一度ドアを閉めると、その違いに間違いなく気が付きます」と、サクビー氏は言います。 「ほとんど何も聞こえないわ。 キャビンはすでにとても快適ですが、ノイズ・キャンセリング機能により、より快適に使用できます。」

 

サクビー氏が言ってることは冗談じゃありません。 騒音低減のリグと近くにある T45 の違いは注目に値します。 キャビンのそばに立つことができ、イヤープラグも必要ありません。静かです。 サクビー氏は、メンテナンスも比較的容易であると説明します。騒音低減リグのオペレーターはブームを水平にし、キットのドアを開いて簡単にアクセスできるようにします。 アルミニウム製ハッチには、油脂類が漏れた場合の環境影響を抑えるなど、他の利点があります。

容易な操作

Climbing the ladder SmartROC

「これらのリグは、操作が非常に簡単で人間工学的に使いやすい製品です」と、サクビー氏は言います。 「すべての操作は指先で行えます ... [ノイズ静音] T45 は優れたリグです。 打撃力が高く、穿孔速度が高いです。」

 

Roc-drill 社は最終的に 11 基の騒音低減キットを装備したドリルを現場に用意する予定であり、このドリルはデベス・レクトンが世界で最大の静音化ドリルです。

Roc-Drill 社 プロジェクトマネージャーのコリー ポールソン 氏は次のように述べています。「騒音低減のリグを使って作業することは困難でした。 「外部部品はたくさんあります。 しかし、これらは順調に稼働し、可用性も素晴らしいものでした。エピロックのサポートにより、リグを長期間にわたって良好な 90+ パーセントで稼働し続けることができました。」

 

しかし、レイブンズウッドゴールドとその請負業者は、環境 KPI にぶつかることなく、街の周辺をケアしています。

「それはとても重要です。その他にコミュニティとの関わりがあります」とデビッド・プラウマンのラヴェンズウッド・ゴールド・マイニング・マネージャーは語ります。 「私たちはここに来ています。 Roc-Drill は、この点において本当に良く、他のプロジェクトとともに、学校のラッフルの資金を集めるのに役立っています。」

 

理にかなっています。 デベス氏のレイブンズウッドでの個人的な歴史は 1983年にまでさかのぼります。彼の父親は、北クイーンズランドゴールドのマネージャーで、地下探検の時代の旧時代から残ったマルチロックのヒープを採掘しました。 バックリーフウエストの発破掘削契約を勝ち取ることは、完全に元に戻るという意味でした。

 

「私たちにとってコミュニティは非常に重要です」とデベス氏は言います。 「大切なのは、地元の人々に仕事を提供したり、スキルアップを手助けしたりすることです。また、たくさんの学校への関わりも見られます。 ラグビースタジアに箱がひとつと宝くじがあります ... このコミュニティに参加したいなら、このコミュニティに還元する必要があります。 単に社会的に正しいことなのよ」

 

「Roc-Drill のような企業は、宝くじを含むコミュニティーや学校を支援したり、子ども達が、木または段ボールを材料にして作るゴーカート造りやそのビリーカート大会イベントを開催したりすることに積極的です」と語るのは親たちや市民のビアンカ・バイザーズ、長年のレイブンズウッドの住人です。 「サポートやヘルパーが少ない時はありません。 これは、雑用の管理からイベント開催まで、すべてに及びます。」

 

「例えば、コミュニティガーデン組織や歴史的社会と繋がる中心点となることができるため、Roc-Drill 社やその他の企業がそのコミュニティを強化したいと望むとき、それは本当にエキサイティングです。」

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