アトラスコプコのFlexiROCファミリーに3つのエディションが新たに追加
アトラスコプコのFlexiROCサーフェスドリルリグに、3つ新しいエディションが導入されました。それぞれが特定の用途向けに設計されていますが、必要に応じてマルチタスクに対応可能なクロスオーバー機能や、すべての機能の完全な無線リモートコントロール機能も備えています。
アトラスコプコのFlexiROCシリーズのドリルリグを使用する削岩機には、3つの新しいエディションが加わり、建設および採石での主要な業務に応じて選択できます。
この新しい3つのエディションは、建設用途向けFlexiROC T25 R、建設用途向けFlexiROC T30 R、採石用途向けFlexiROC T30 Rで構成されており、すべて要求の厳しい地盤に対応するように設計されています。これらのエディションはすべてクロスオーバー機能により孔径38~89 mmの範囲内で動作するため、関連する用途で非常に有用なものとなっています。
建設用途向けFlexiROC T25 Rは、主にスイミングプール設置や住宅基礎工事のための側溝掘りや発破孔の掘削といった、比較的軽い用途のために設計されています。建設用途向けFlexiROC T30 Rは、より強力な削岩機を備えており、大規模住宅、産業プロジェクト、道路建設、そして小規模採石場における生産用掘削などの、大規模な重作業用途に最適です。
同時にFlexiROC T30 Rは、必要に応じてより軽い作業にも使用できます。どちらのエディションも、きわめて長い折りたたみ式ブームにより、卓越したリーチ能力を発揮します。
一方、採石用途向けFlexiROC T30 Rは、短い折りたたみ式ブームを備え、採石向けの頑丈な設計となっています。小規模な採石場における孔径45〜89 mmの掘削用に設計されていますが、一部の基礎掘削作業や道路工事を行うことも可能です。採石用途向けエディションは、生産用掘削に最適化された排出機能も備えています。
しかし、すべてのエディションの最も顕著な機能は、無線リモートコントロール(RRC)ディスプレイです。オペレータは穴の傾斜や深度、さらには掘削性能やエンジン状態情報などを表示できます。つまりオペレータは、アクセスが制限され、起伏の多い地形でも、必要なすべての情報を簡単に手に入れることができるので、最も便利で安全な場所から作業を行うことができます。
アトラスコプコのすべてのリグと同様、これらの新しいFlexiROCエディションは、最新の排出基準を満たすTier 4 Finalエンジンを備えています。
詳細については、以下の担当者にお問い合わせください。
サーフェスアンドエクスプロレーションドリリング部門は、アトラスコプコ土木鉱山機械事業エリアの一部門です。土木工事、地盤工学、採石場、サーフェスさく孔および地下鉱山の各種用途で削岩機および探査掘削機器を開発、製造し、世界各地で販売しています。革新的な製品設計とサービスサポートシステムを重視するアトラスコプコの重点的取り組みを通じて、お客様の付加価値を高めています。主な生産拠点はスウェーデン、イタリア、インド、日本および中国にあります。事業部本部は、スウェーデン、オレブロにあります。
エピロックは、2018年1月1日まで「アトラスコプコ」の商標で操業していました。